エドゥアルト・ヒーリ
エドゥアルト・ヒーリ Эдуард Хиль | |
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2009年、第4級祖国功労勲章 (ロシア)(ロシア語版)受賞時のエドゥアルト・ヒーリ | |
生誕 | Эдуард Анатольевич Хиль (エドゥアルト・アナトリエヴィチ・ヒーリ) (1934-09-04) 1934年9月4日 ソビエト連邦 ロシア社会主義連邦ソビエト共和国 スモレンスク |
死没 | (2012-06-04) 2012年6月4日(77歳没) ロシア サンクトペテルブルク |
死因 | 脳梗塞からの合併症 |
職業 | 歌手 |
活動期間 | 1955年–2012年 |
受賞 | |
公式サイト | http://edhill.narod.ru/ (ロシア語) |
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エドゥアルト・アナトリエヴィチ・ヒーリ(露: Эдуард Анатольевич Хиль, ラテン文字転写の例: Eduard Anatolyevich Khil, 1934年9月4日-2012年6月4日)は、ロシアのバリトン歌手。スモレンスク生まれ[1]。ロシア連邦共和国から人民芸術家の称号を授与された人物である。
ヒーリは、1976年に録音され2010年にインターネット上で国際的に流行した楽曲「やっと家に帰れてとてもうれしい(ロシア語版)」の歌手として知られている。"Trololol"[2]、"Trololo"もしくは「ロシア版リックロール」とも呼ばれるこの楽曲はインターネット・ミームとなり、インターネット上の荒らし(troll)と広く結び付けられるようになった。
伝説
インターネット上の動画
2009年、ヒーリが歌う楽曲「やっと家に帰れてとてもうれしい(Я очень рад, ведь я наконец возвращаюсь домой)」の1976年の動画がYouTubeへアップロードされ[3]、この動画は"Trololololololololololo"または"Trololo"として知られるようになった[4]。"Trololo"はヒーリの独特の発声を表すオノマトペである。この奇妙でキャッチーな動画はすぐさま拡散され、ヒーリは"Mr. Trololo"や"Trololo Man"といった名で知られるようになった[4]。
この楽曲はアルカージイ・オストロフスキー(ロシア語版)によって書かれたものである。ヒーリの他にも、ヴァレリー・オボジンスキー(ロシア語版)[5][6]、ハンガリーの歌手コーシュ・ヤーノシュ(ハンガリー語版)[7]や、ソ連のテレビ番組「青い灯(ロシア語版)」に出演したムスリム・マゴマエフ[8]らがこの楽曲を歌っている。ヒーリによれば本来この楽曲には歌詞があり、馬に乗ったカウボーイが牧場へ向かう物語なのだという[9]。
脚注
- ^ Eduard Khil’s 83rd Birthday - Doodles Archive
- ^ “Eduard Khil dies aged 77”. (6 June 2012). http://www.3news.co.nz/Eduard-Khil-dies-aged-77/tabid/418/articleID/256875/Default.aspx
- ^ 映像 - YouTube
- ^ a b “YouTube drags reluctant Soviet star Mr. Trololo back into spotlight”. Christian Science Monitor (12 March 2010). 8 April 2010閲覧。
- ^ 映像 - YouTube
- ^ Валерий Ободзинский (ロシア語)
- ^ 映像 - YouTube
- ^ 映像 - YouTube
- ^ Alyona Bezmenova, Anastasia Kozlova (10 March 2010). “Eduard Hill: I was given a chance. Time to catch up the Fortune's train” (Russian). Komsomolskaya Pravda. http://kp.ru/online/news/630264/