カイロ・ライト・レール・トランジット
| カイロ・ライト・レール・トランジット | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国 |  エジプト |
| 所在地 | カイロ都市圏 |
| 種類 | 都市高速鉄道 |
| 駅数 | 12箇所（2022年時点）[1] |
| 開業 | 2022年[1] |
| 運営者 | RATPデヴ（英語版）[2] |
| 車両基地 | 1箇所[1] |
| 路線諸元 | |
| 路線距離 | 70 km（2022年時点）[1] |
| 電化区間 | 全区間 |
| 最高速度 | 120 km/h[3][4] |
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カイロ・ライト・レール・トランジット（英語: Cairo Light Rail Transit、アラビア語: القطار الكهربائي الخفيف）は、エジプトの都市高速鉄道。首都であるカイロ東部に建設中の新首都（新行政首都（英語版））とカイロを含む周辺都市を結ぶ路線で、2022年に最初の路線が営業運転を開始した[5][3][2][1]。
概要
カイロ東部の新行政首都（英語版）を中心に、首都・カイロや10番ラマダン市（英語版）、バドル市（英語版）、オブール市（英語版）、エル・ショルーク市（英語版）といった、カイロ都市圏を構成する都市や地区を結ぶ鉄道路線。2017年8月にエジプトのトンネル公社と中国の中国鉄路工程総公司（英語版）、AVICインターナショナルのコンソーシアムの間で12億4,000万米ドル分のプロジェクトに関する契約が交わされ、合計35社のエジプトや中国の企業が参加した。運営権については2021年3月にフランスのRATPデヴ（英語版）が15年分の契約を交わしている[3][2][1]。
第一段階と位置付けられた全長70 km・12駅の区間はカイロ東部の交通拠点でカイロ地下鉄3号線（英語版）と接続するアドリー・マンスール駅（英語版）と新行政首都を結んでおり、2022年7月3日に出発式が行われた。以降も延伸工事が進められており、最終的には全長104.5 km、19駅を有する路線網となる予定である他、新行政首都方面の路線については更なる延伸が検討されている[5][3][2][1]。
路線
カイロ・ライト・レール・トランジットは、バドル（Badr）で分岐する支線を含めた以下の路線が存在、もしくは計画されている。全駅に駐車場が完備され、利便性が図られている[5][3][6]。
新行政首都方面
| 電停名 | 開通年月 | 接続交通機関 | 備考・参考 |
|---|---|---|---|
| Adly Mansour عدلى منصور | 2022年7月 | 地下鉄 | |
| El-Obour العبور. | |||
| Future المستقبل | |||
| El-Shorouk الشروق | |||
| New Heliopolis هليوبوليس الجديدة | |||
| Badr بدر | |||
| El-Robaiky الروبيكي | |||
| Hadayek al-Assema حدائق العاصمة «بدر | |||
| Capital Airport العاصمة الإدارية | |||
| Arts and Culture City العاصمة الإدارية | |||
| Nativity Cathedral العاصمة الإدارية | 未定 | ||
| Octagon العاصمة الإدارية | |||
| International Sports City العاصمة الإدارية | |||
| Central Capital العاصمة الإدارية | 高速鉄道(予定) |
10番ラマダン市方面
| 電停名 | 開通年月 | 接続交通機関 | 備考・参考 |
|---|---|---|---|
| Badr بدر | 2022年7月 | ||
| Industrial Park المنطقة الصناعية | |||
| Knowledge City مدينة المعرفة | |||
| West of Ramadan محطة غرب العاشر | 未定 | ||
| 10th of Ramadan العاشر من رمضان | |||
| Ramadan City Center مركز المدينة |
車両
カイロ・ライト・レール・トランジットで使用されている車両は、中国中車青島四方機車車輛股份有限公司製の電車で、開通に合わせて132両（6両編成22本）の導入が行われている。最高速度は120 km/hで、車体や機器は強風や砂への対策が講じられており、定員数は2,222人である。また、中国中車は車両製造に合わせて12年間の保守契約も結んでいる[4][7][8]。
脚注
[脚注の使い方]
注釈
出典
- ^ a b c d e f g “Egypt: First electrified light rail transit system begins operations”. acfricanews. (2022年7月4日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ a b c d David Burroughs (2022年6月7日). “Operation begins on Cairo’s 10th of Ramadan Light Rail Transit line”. International Railway Journal. 2024年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e “Light Rail Transit -LRT (Adly Mansour – New Administrative Capital – 10 Ramadan City) - Egypt”. Osman Ahmed osman & Co.. 2024年8月27日閲覧。
- ^ a b “CRRC to produce 22 trains for Egypt”. CRRC (2019年1月23日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ a b c “LRT Light Rail ( Phase 3 - Phase 4 )”. National Authority for Tunnels. 2024年8月27日閲覧。
- ^ “محطات القطار الكهربائى الخفيف المقرر تشغيلها.. تفاصيل”. اليوم السابع (2024年6月18日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ “Feature: Chinese leading firms offer high tech products, services at Cairo expos for smart transport, ICT”. Xinhua (2021年11月11日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ “出口埃及斋月十日城电动车组”. 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 (2021年11月24日). 2024年8月27日閲覧。
