『カンポーリの聖母』イタリア語: Madonna Campori 英語: Campori Madonna |
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作者 | コレッジョ |
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製作年 | 1517-1518年ごろ |
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種類 | 板上に油彩 |
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寸法 | 58 cm × 45 cm (23 in × 18 in) |
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所蔵 | エステンセ美術館、モデナ |
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『カンポーリの聖母』(カンポーリのせいぼ、伊: Madonna Campori、英: Campori Madonna)は、コレッジョが制作した板上の油彩画である。
画家のヴィンチェンツォ・ラゾーリによりコレッジョへの帰属がなされた。作品は、現在、モデナのエステンセ美術館に収蔵されている。
本作は、様式的に『聖母子と幼児洗礼者ヨハネ』、およびカーメラ・ディ・サン・パオロのフレスコ画とほぼ同時期の1517-1518年ごろに制作されたと考えられる。コレッジョがレオナルド・ダ・ヴィンチの影響から離れてラファエロの影響、特に『フォリーニョの聖母』と『テンピの聖母』の影響を受けていることを示している[1]。
歴史
1894年にマルケーゼ・ジュゼッペ・カンポーリは、現在の所蔵先であるエステンセ美術館に本作を残した。誰が作品を依頼したのかは判明していないが、1894年以前は、マントヴァ近くのソリエーラ城の礼拝堂にあったが、1636年以降、城はカンポーリの邸宅の一部であった[2]。
関連作品
脚注
- ^ (イタリア語) Giuseppe Adani, Correggio pittore universale, Silvana Editoriale, Correggio 2007.
- ^ http://www.correggioarthome.it/SchedaOpera.jsp?idDocumentoArchivio=2493#
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絵画作品 | - 『バリーモアの聖母』(1505年-1510年頃)
- 『聖カタリナの神秘の結婚(デトロイト美術館)』(1512年頃)
- 『聖エリサベトと幼児の洗礼者ヨハネを伴うキリストの降誕』(1512年-1513年)
- 『聖フランチェスコの聖母』(1514年頃)
- 『聖カタリナの神秘の結婚(ワシントン)』(1510年-1515年)
- 『四聖人』(1515年頃)
- 『聖母子と幼児聖ヨハネ(シカゴ美術館)』(1515年頃)
- 『聖母子と二人の奏楽天使』(1515年頃)
- 『聖母子と幼児聖ヨハネ(プラド美術館)』(1515年-1517年)
- 『ジプシー娘』(1516年-1517年)
- 『カンポーリの聖母』(1517年頃)
- 『東方三博士の礼拝』(1515年-1518年)
- 『修道院長聖アントニウス』(1517年-1518年頃)
- 『聖家族と幼児洗礼者聖ヨハネ』(1518年-1519年頃)
- 『マグダラのマリア』(1518年-1519年頃)
- 『聖ヒエロニムスのいる聖家族』(1519年頃)
- 『聖カタリナの神秘の結婚(カポディモンテ美術館)』(1518年-1520年)
- 『貴婦人の肖像』(1517年頃-1520年頃)
- 『聖フランチェスコのいるエジプトへの逃避途上の休息』(1520年頃)
- 『階段の聖母』(1522年-1524年)
- 『聖セバスティアヌスの聖母』(1524年)
- 『籠の聖母』(1524年頃)
- 『授乳の聖母』(1524年頃)
- 『ゲツセマネの祈り』(1524年頃)
- 『キリストの哀悼』(1524年頃)
- 『四聖人の殉教』(1524年頃)
- 『受胎告知』(1522年-1525年頃)
- 『ノリ・メ・タンゲレ』(1525年頃)
- 『キューピッドの教育』(1525年頃)
- 『幼児キリストの礼拝』(1525年-1526年頃)
- 『キリストの頭部』(1525年-1530年頃)
- 『眠れるヴィーナスとキューピッド、サテュロス』(1526年頃)
- 『聖カタリナの神秘の結婚と聖セバスティアヌス』(1526年–1527年頃)
- 『聖ヒエロニムスの聖母』(1528年頃)
- 『この人を見よ』(1525年–1530年頃)
- 『スープ皿の聖母』(1528年–1530年頃)
- 『羊飼いの礼拝』(1529年–1530年頃)
- 『レダと白鳥』(1530年–1531年)
- 『ダナエ』(1531年頃)
- 『美徳の寓意』(1531年頃)
- 『悪徳の寓意』(1531年頃)
- 『読書する聖カタリナ』(1530年–1532年頃)
- 『ガニュメデスの略奪』(1531年–1532年頃)
- 『ユピテルとイオ』(1531年–1532年頃)
- 『聖ゲオルギウスの聖母』(1531年–1532年頃)
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