ギャルとオタクはわかりあえない。

ギャルとオタクはわかりあえない。
ジャンル 百合[1]
漫画
作者 河合朗
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊コミックキューン
レーベル MFCキューンシリーズ
発表号 2015年10月号(創刊号) - 2020年1月号
発表期間 2015年8月27日 - 2019年11月27日
巻数 全5巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ギャルとオタクはわかりあえない。』は、河合朗による日本漫画。『月刊コミックキューン』(KADOKAWA)にて2015年10月号(創刊号)[2]から2020年1月号まで連載された。略称は「ギャルオタ[3]

あらすじ

ギャル系女子の早乙女まりあは萌え系アイドル・TENの追っかけをするアイドルオタクであり、友人には「キモがられるから」という理由で秘密にしていたが、地味系女子の音無天音にばれてしまう。その後、いつものようにTENのライブに足を運んでいたまりあは偶然にもTENの正体が天音であることを知る。

登場人物

早乙女まりあ(さおとめ まりあ)
クラスでギャルグループに属している女子。実はアイドルオタクであり、萌え系アイドル・TENの隠れファンでもある[2]
音無天音(おとなし あまね)
クラスでは地味な女子。実は萌え系アイドル・TENである[2]

企画

2019年2月27日に本作を含む4作品の百合系漫画が同日発売されており、キューンではこれを記念して一部書店にて「『あなたの心をあたためる、ゆりめぐり』フェア」を開催した[1]

評価

ウェブサイト「moemee」は「自分が推しているアイドルが実はクラスメイトだった」という設定は珍しくないものの、それが女性同士なのは斬新だったと評している[3]

アニメ評論家の藤津亮太は早乙女まりあと音無天音の関係性について以下のように述べる。

「人は愛されていることを武器に何でも言える。反対に誰かを愛せば、その武器を渡すことになる」というのは映画『ファミリービジネス』の中に出てくるセリフ。ことほどさように愛とは非対称なもの。純情なギャルである早乙女と、自分が可愛いと自覚しながら普段は地味を演じている音無=TENの関係は、この映画のセリフの通り、とても非対称なものなのだ。 — 藤津亮太[4]

書誌情報

  • 河合朗 『ギャルとオタクはわかりあえない。』 KADOKAWA〈MFCキューンシリーズ〉、全5巻
    1. 2016年7月27日発売[5]ISBN 978-4-04-068604-2
    2. 2017年4月27日発売[6]ISBN 978-4-04-069163-3
    3. 2018年5月26日発売[7]ISBN 978-4-04-069623-2
    4. 2019年2月27日発売[8]ISBN 978-4-04-065483-6
    5. 2020年1月27日発売[9]ISBN 978-4-04-064289-5

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b “キューン百合フェア「ゆりめぐり」、総勢16名参加の小冊子などもらえる”. コミックナタリー. (2019年2月27日). https://natalie.mu/comic/news/321812 2022年5月18日閲覧。 
  2. ^ a b c “4コマ誌キューン創刊、なもりポスター付録&「パンでPeace!」アニメ化”. コミックナタリー. (2015年8月27日). https://natalie.mu/comic/news/158261 2022年5月18日閲覧。 
  3. ^ a b “【ギャルとオタクはわかりあえない。】女性アイドル好きのギャルとギャルに推される地味子アイドルの百合コメ #ギャルオタ”. moemee. (2018年12月6日). https://moemee.jp/?p=6054 2022年5月18日閲覧。 
  4. ^ “【第22回】藤津亮太 漫画試し読み放浪記”. ComicWalker (2019年6月18日). 2022年5月13日閲覧。
  5. ^ “ギャルとオタクはわかりあえない。 1”. KADOKAWA. 2022年5月18日閲覧。
  6. ^ “ギャルとオタクはわかりあえない。 2”. KADOKAWA. 2022年5月18日閲覧。
  7. ^ “ギャルとオタクはわかりあえない。 3”. KADOKAWA. 2022年5月18日閲覧。
  8. ^ “ギャルとオタクはわかりあえない。 4”. KADOKAWA. 2022年5月18日閲覧。
  9. ^ “ギャルとオタクはわかりあえない。 5”. KADOKAWA. 2022年5月18日閲覧。
  • 表示
  • 編集