トリアレティ山脈
トリアレティ山脈 | |
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ハシュリ地区から見たトリアレティ山脈 | |
所在地 | ジョージア |
上位山系 | 小コーカサス山脈 |
最高峰 | カラカイア山(2850 m) |
延長 | 150 km |
幅 | 30 km |
トリアレティ山脈の位置 | |
プロジェクト 山 | |
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トリアレティ山脈(トリアレティさんみゃく、グルジア語: თრიალეთის ქედი、グルジア語ラテン翻字: Trialetis Kedi)は、ジョージアにある山脈。小コーカサス山脈の西部を構成し、東西方向に走っている。全長約150キロメートル、最大幅は30キロメートル。トリアレティ山脈の北側にはクラ川が流れている。トリアレティ山脈の西端はアハルツィヘ盆地(グルジア語版)で、そこからサバドゥリ山脈(グルジア語版)に続いている。東端はトビリシ盆地(グルジア語版)であり、そこからテレティ山脈(グルジア語版)に続いている。
トリアレティ山脈は大きく西部と東部に分類され、西部には最高峰カラカイア山、サバドゥリ山脈(グルジア語版)、チョバレティ山脈(グルジア語版)がある。東部にはサツケペラ(グルジア語版)、テレティ山脈(グルジア語版)がある。トリアレティ山脈の最高峰カラカイア山の標高は2,850メートルである。次いで2,300メートル級から2,800メートル級のアルジェヴァニ(グルジア語版)、サクヴェロ(グルジア語版)、コディアニ(グルジア語版)、オショラ(グルジア語版)、オルタタヴィ(グルジア語版)、クヴァジヴァリ(グルジア語版)、ケンチカラ(グルジア語版)などがある。
地質
トリアレティ山脈は主に古第三紀の火山性堆積物(斑状溶岩、凝灰角礫岩、凝灰岩、凝灰質岩)で構成されており、そこに白亜紀後期の石灰岩、暁新世から漸新世にかけての粘土、そして橄欖石が堆積している。山脈の西側部分には、若い安山岩が広がっている。
自然
トリアレティ山脈には数多くの火山地形があり、盆地や間欠泉、洞窟などが存在している。北側の斜面には、標高900メートルから2400メートルまでの間に、5段階に分かれた尾根がある。標高1200から1300メートルまではオークが原生しており、裾野にはカシが分布している。標高1200~1300メートルから2000~2200メートルの範囲にはブナ林がある。標高の最も高い地域では、亜高山性や高山性の草原に覆われている。
道路
トリアレティ山脈を通過する経路としてもっとも著名な道に、ツフラツカロ峠(グルジア語版)がある。これは浸食を受けた尾根や谷地に作られた経路である。
参考文献
- ცხოვრებაშვილი შ., カルトリ・ソビエト百科事典, 第4巻, 699-700頁, トビリシ, 1979年.
外部リンク
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