トーマス・フィンケ
トーマス・フィンケ(Thomas Fincke、1561年1月6日 - 1656年4月24日)は、デンマークの数学者、物理学者。60年以上にわたりコペンハーゲン大学の教授を務めた[1]。
経歴
シュレースヴィヒ公国のフレンスブルクで、Councillor Jacob FinckeとAnna Thorsmedeの間に生まれる。フレンスブルクで初等教育を受けた。1577年から、ストラスブール大学で5年間、数学、修辞学、その他の哲学を勉強した。
フィンケの現在まで残る業績は1583年の著書 Geometria rotundi にある。この著書において、タンジェントとセカントという三角関数の用語を導入した。1590年、コペンハーゲン大学の数学教授となった。1603年には医学の教授職も取得している。
私生活
Ivaria Jungesdatter Ivers (1574-1614)と結婚した。息子のJacob Fincke (1592-1663) は物理学の教授であった。娘たちは科学者カスパー・バルトリン (1585–1629)、植物学者のJørgen Fuiren (1581-1628)、歴史家のオーレ・ヴォーム (1588-1654)、神学者のHans Brochmand(1594-1630)と結婚した[2][3][4]。
コペンハーゲンで死去し、Vor Frue Kirkeに埋葬された。
出典
外部リンク
- O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., “トーマス・フィンケ”, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews, https://mathshistory.st-andrews.ac.uk/Biographies/Fincke/ .
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