ノースイースト島 (南沙諸島)

ノースイースト島
南沙諸島の実効支配状況

ノースイースト島(ノースイーストとう、英語: Northeast Cayタガログ語: Parolaベトナム語Song Tử Đông / 雙子東中国語: 北子岛)は、南沙諸島である。

地理

南沙諸島の最北部のノースデンジャー堆([1]英語: North Danger Reef中国語: 双子群礁)に位置し、面積0.14平方キロメートル。サウスウエスト島と対をなしており、第二次世界大戦までの日本が領有していた時期には北二子島と呼ばれていた。

領有

現在はフィリピン実効支配している。対をなすサウスウエスト島もかつてはフィリピンが実効支配していたが、1975年以降はベトナムが実効支配しており、両国はそれぞれの島に軍を駐留させて対峙してきた。しかし、中国との領有権争いの激化に伴い、2014年6月8日にはノースイースト島のフィリピン軍がサウスウエスト島のベトナム軍を訪問しスポーツ等で交流を行っている[2][3][4]

ベトナム、フィリピン以外では、中華人民共和国中華民国台湾)も主権を主張している[5]

脚注

  1. ^ いわゆる南沙諸島における各国の領有権の主張と実効支配の状況に関する質問主意書 衆議院
  2. ^ ベトナム・フィリピン軍、南沙諸島で運動会 中国は反発 朝日新聞、2014年6月9日
  3. ^ 比越が対中国で“結束”アピール 南シナ海で異例の親善交流会 MSN産経ニュース、2014年6月9日
  4. ^ 比越両軍、南沙で親善試合 対中国で結束か 47NEWS(共同通信)、2014年6月8日
  5. ^ 南沙諸島-領土の帰属をめぐる紛争地帯 Archived 2016年7月13日, at the Wayback Machine.

関連項目

外部リンク

  • ノースイースト島 Google Map
南沙諸島(スプラトリー諸島)
北中部
(多国支配)
: North Danger Reefs
: 双子群礁
: Thitu Reefs
: 中业群礁
: Loaita Banks
: 道明群礁
ティザード堆
ユニオン堆
その他
北東部
(主にフィリピン支配)
リード堆
  • マリー・ルイーズ堆
  • リード南堆
  • ペンシルベニア北礁
  • ナリズ堆
エミー・ダグラス堆
  • ヒラネ砂堆
  • イロコイ礁
  • ベイカー礁
: Southern Reefs
: 南方浅灘
  • ブラウン堆
その他
南西部
(主にベトナム支配)
: London Reefs
: 尹慶群礁
: Rifleman Bank
: 南薇灘
その他
中南部
(主にマレーシア支配)
: Ardasier Bank
: 安渡灘
北ルコニア礁
  • フレンドシップ礁
  • ハーディ礁
  • エイトキン礁
  • バック礁
  • ムーディ礁
  • シーホース堆
  • トリップ礁
  • ヘイズ礁
南ルコニア礁
  • スティガント礁
  • コーネル礁
  • ヘラルド礁
  • コムス礁
  • リッチモンド礁
  • ルコニア堆
その他
カテゴリ カテゴリ

座標: 北緯11度27分0秒 東経114度21分0秒 / 北緯11.45000度 東経114.35000度 / 11.45000; 114.35000