マリリン・マンソン (バンド)

マリリン・マンソン
ドイツ・ヴァッケン公演(2017年8月)
基本情報
別名 マリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズ
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 フロリダ州フォートローダーデール
ジャンル
活動期間 1989年 -
レーベル
公式サイト MARILYN MANSON - WE ARE CHAOS
メンバー
旧メンバー
バンドのロゴ

マリリン・マンソン (Marilyn Manson) は、マリリン・マンソンの名で知られる同国のアーティスト、ブライアン・ワーナーが主宰する自身の名を冠したアメリカ合衆国出身のロックバンドである。

年譜

主宰マリリン・マンソン (2006年)
ロシア・モスクワ公演 (2012年)
  • 1989年フロリダ州フォートローダーデールマリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズ (Marilyn Manson & the Spooky Kids) として結成される。
  • 1994年、バンド名をマリリン・マンソン (Marilyn Manson)と変更、ナイン・インチ・ネイルズトレント・レズナーのレーベルであるナッシング・レコードと契約し、1stアルバム 『ポートレイト・オブ・アン・アメリカン・ファミリー(英語版)』をリリース。その後、ユーリズミックスのカバーである「スウィート・ドリームス」のヒットにより名が知られた。
  • 1995年、EP『スメルズ・ライク・チルドレン(英語版)』をリリース。
  • 1996年、2ndアルバム『アンチクライスト・スーパースター』をリリース。全米初登場3位を記録する。
  • 1997年、マンソンの書く歌詞がしばしば不快で猥褻であると言われる中、カルガリーのマックスベルセンターのオーナーは、彼らの不道徳さや動物をショーに使うことなどを理由に、7月25日のコンサートを中止させた。
  • 1998年、3rdアルバム『メカニカル・アニマルズ』リリース。全米初登場1位を記録する。
  • 2000年、4thアルバム『ホーリー・ウッド〜イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ヴァリー・オブ・デス(英語版)』リリース。
  • 2002年5月、トゥイギー・ラミレズが自身の希望により脱退。
  • 2003年、5thアルバム『ザ・ゴールデン・エイジ・オブ・グロテスク』をリリース。全米初登場1位を記録。
  • 2004年、ジョン5が離脱通告を受け脱退。
  • 2007年、6thアルバム『イート・ミー、ドリンク・ミー(英語版)』をリリース。童話『不思議の国のアリス』の作者であるルイス・キャロルを題材にした映画『ファンタスマゴリア : ザ・ヴィジョンズ・オブ・ルイス・キャロル(英語版)』の制作を始める。
  • 2007年7月、ザ・プロディジーのサポートベーシストであるロブ・ホリディが、ティム・スコルドのギターへのボジションチェンジのためにサポートベーシストとして参加。
  • 8月、マドンナ・ウェイン・ゲイシーが金銭問題でマンソンを告訴。正式な脱退発表はなし。
  • 2008年1月、トゥイギー・ラミレズ復帰のため、ティム・スコルドが脱退。ロブ・ホリディがサポートベーシストからサポートギタリストにボジションチェンジ。
  • 2008年8月、リンプ・ビズキットのギタリストであるウェス・ボーランドが加入したことを発表。ロブ・ホリディがプロディジーのサポートベーシストに戻る。
  • 2009年5月、ギターリストのウェス・ボーランドが、リンプ・ビズキットに復帰するため脱退。
  • 2009年5月20日、7thアルバム『ザ・ハイ・エンド・オブ・ロウ』をリリース。収録曲の「アルマ・ガッデム・マザーファッキン・ゲドン(英語版)」はゲーム『Saints Row: The Third』に使用されている。
  • 2009年5月、トゥイギー・ラミレズがギターリストとしてツアーに出ることを発表。
  • 2009年12月、金銭問題の裁判で、マドンナ・ウェイン・ゲイシー側の主張が認められず却下されたことが発表された。
  • 2009年12月3日、長年所属していたインタースコープ・レコードから契約解除されていたことが明らかになった[8]
  • 2010年11月7日、クッキング・ヴァイナルと新たにレコード契約を交わしたことが発表された[9]
  • 2011年2月、ドラマーのジンジャー・フィッシュが脱退を発表。
  • 2012年5月1日、8thアルバム『ボーン・ヴィラン』をリリース[10]
  • 2015年1月、9thアルバム『ザ・ペイル・エンペラー(英語版)』をリリース[11]
  • 2017年、初代ギタリスト デイジー・バーコウィッツが死去[12]
  • 2017年10月、10thアルバム『ヘヴン・アップサイド・ダウン(英語版)』をリリース[13]
  • 2020年9月、11thアルバム『ウィ・アー・ケイオス(英語版)』をリリース[14]

メンバー

一部のメンバーの名前は「マリリン・マンソン」を始め有名人の名前を融合させたもので、それも実在の殺人者の名前を必ず用いるという特徴がある。

現ラインナップ

※2020年時点

  • マリリン・マンソン(Vo) 2018年
    マリリン・マンソン(Vo) 2018年
  • ポール・ワイリー(G) 2016年
    ポール・ワイリー(G) 2016年
  • ホアン・アルデレッテ(B) 2018年
    ホアン・アルデレッテ(B) 2018年

旧メンバー

  • Daisy Berkowitz(デイジー・バーコウィッツ)(Guitar) (1989–1996) ♰RIP.2017
    テレビドラマ「爆発!デューク」の登場人物であるデイジー・デュークと、ニューヨークにて人々を次々と射殺し、「サムの息子」という別名を用いたデビッド・バーコウィッツより。マリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズ結成時から加入していたが、体調不良のため脱退。2017年、結腸癌により49歳で死去。
  • Olivia Newton Bundy(オリビア・ニュートン・バンディ)(Bass) (1989–1990)
    オリビア・ニュートン=ジョンと、高い知能を持ちながら強姦殺人を繰り返し、警察から2度も逃亡したテッド・バンディから。
    マリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズ結成時から加入していた。
  • Zsa Zsa Speck(ザ・ザ・スペック)(Keyboard) (1989–1990)
    ザ・ザ・ガボールと、一夜で看護婦8人を殺害したリチャード・スペックから。
    マリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズ結成時から加入していたが、体調不良のため脱退。
  • Gidget Gein(ギジェット・ゲイン)(Bass) (1990–1993) RIP.2008
    テレビドラマ「ギジェットは15才」の主人公ギジェットと、「サイコ」、「悪魔のいけにえ」のモデルにもなったエド・ゲインから。
    1990年にバンディの後を引き継ぐが、1992年、金銭的問題で脱退。2008年、薬物の過剰摂取により死去。
  • Sara Lee Lucas(サラ・リー・ルーカス)(Drum) (1990–1995)
    アメリカの大手企業Sara Lee Corporationと、360人を殺したとされる連続殺人者ヘンリー・リー・ルーカスから。
    マリリン・マンソン結成時から加入していたが、結成前からエイズに感染しており、生活に不意が現れ続けていたため、脱退。
  • Madonna Wayne Gacy(マドンナ・ウェイン・ゲイシー)(Keyboard) (1990–2007)
    マドンナと、ピエロに扮して複数の男児を殺害したジョン・ゲイシーから。
    マリリン・マンソン結成時から加入していたが、2007年8月に金銭的問題でマンソンを告訴。正式な脱退発表はなし。愛称はPogo。
  • Ginger Fish (Drum) (1995–2011)
    1995年に加入。ダンサーのジンジャー・ロジャースと連続殺人者アルバート・フィッシュから。
  • Zim Zum(ジム・ザム)(Guitar) (1996–1998)
    神が不潔な仕事をすること「ジザム」に由来。1995年、脱退したデイジーの後を引き継ぐが、1997年、音楽性の違いやドラッグ問題があり、脱退。
  • John5(ジョン5)(Guitar) (1998–2004)
    1998年、ジム・ザムの後を引き継ぐが、バンドに内緒でアヴリル・ラヴィーンに曲を提供したことなどを理由に、2003年に離脱の通告を受けて脱退。
  • Tim Skold(ティム・スコルド)(Bass and Guitar) (2002–2008)
    2002年、脱退したトゥイギー・ラミレズの後を引き継ぐが、ラミレズが復帰により脱退。
  • Rob Holliday(ロブ・ホリディ)(Bass and Guitar) (2007–2008)
    ティム・スコルドのポジションチェンジや脱退などの引継ぎで、ツアーでのサポートベーシスト、ギタリストとして一時的に参加。プロディジーなどのサポートベーシストを務めている。
  • Fred Sablan(フレッド・サブラン)(Bass) (2010–2014)
  • Twiggy Ramirez(トゥイギー・ラミレズ) - ベース/ギター(1993-2002, 2008-2017)
    ツイッギーと、14人を殺害し、獄中結婚をしたリチャード・ラミレスから。
  • Tyler Bates(タイラー・ベイツ) - ギター (2014-2018)
  • Gil Sharone(ギル・シャロン) - ドラムス (サポート2013, 正規2014-2019)

旧サポート

  • Mark Chaussee(マーク・チュウシー)(Guitar) (2004–2005)
    2005年、ジョン5の後を引き継ぎ、ツアーでのサポートギタリストとして一時的に参加。
  • Chris Vrenna(クリス・ヴレンナ)(Keyboard, Drum) (2007–2011)
    ナイン・インチ・ネイルズ。バンドのサポート・キーボーディストを務めた後、2011年にジンジャー・フィッシュの後任として加入するが、『ボーン・ヴィラン』のレコーディング終了後に脱退[18]
  • Wes Borland(ウェス・ボーランド)(Guitar) (2008)
    リンプ・ビズキットに復帰したために脱退。
  • Andy Gerold(アンディ・ジェロルド)(Bass) (2009)
    My Darling Murder(マイ・ダーリン・マーダー)やAshes Divide(アッシィズ・ディバイド)などのバンドにギタリストとして参加していた。
  • Jason Sutter(ジェイソン・サター)(Drum) (2012–2013)
    2012年から2014年に在籍。
  • Daniel Fox(ダニエル・フォックス)(Keyboard) (2015-2017)

来日公演

  • 1997年 3月7日 心斎橋クラブクアトロ 9日 名古屋クラブクアトロ 11日・12日 渋谷クラブクアトロ
  • 1999年 1月8日・9日 東京ベイN.K.ホール 1月11日・12日Zepp Osaka
  • 1999年 8月2日・3日 Zepp Fukuoka 8月7日・8日 サウンドコニファー229
  • 2001年 3月11日 東京国際フォーラム 13日 大阪城ホール 15日 福岡サンパレス 17日 広島サンプラザ 19日・20日 東京ベイN.K.ホール 22日 愛知県体育館
  • 2001年 SUMMER SONIC 2001 8月18日 WTCオープンエアースタジアム 19日 千葉マリンスタジアム
  • 2003年 9月24日 福岡サンパレス 25日 大阪城ホール 27日・28日 東京ベイNKホール 9月30日・10月1日 Zepp Tokyo 2日 名古屋市民会館大ホール 
  • 2005年 SINIC MANIA05 2月6日 インテックス大阪 7日 幕張メッセ
  • 2007年 10月16日 Zepp Fukuoka 17日 Zepp Nagoya 18日 新木場STUDIO COAST 21日 LOUD PARK 07 さいたまスーパーアリーナ LOUD PARK 07 OSAKA 23日 大阪城ホール
  • 2009年 10月20日 Zepp Osaka 21日 Zepp Nagoya 22日 Zepp Tokyo 24日 V-ROCK FESTIVAL '09 さいたまスーパーアリーナ
  • 2012年 3月9日・10日 新木場SUDIO COAST 12日 なんばHatch 13日 Zepp Nagoya
  • 2015年 SONIC MANIA15 8月14日 幕張メッセ SUMMER SONIC 15 8月15日 幕張メッセ 8月16日 舞洲特設会場
  • 2016年 KNOT FEST 11月6日 幕張メッセ

作品

詳細は「マリリン・マンソンの作品」を参照
スタジオ・アルバム

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b c Yeung, Neil Z.. Marilyn Manson | Biography & History - オールミュージック. 2021年5月27日閲覧。
  2. ^ a b c “Marilyn Manson Biography”. Rolling Stone. 2016年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月27日閲覧。
  3. ^ Lewis, Luke (2005年3月9日). “Release The Bats - It's The 20 Greatest Goth Tracks”. NME.COM. IPC Media. 2012年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月27日閲覧。
  4. ^ “100 Best Albums of the '90s”. Rolling Stone (2019年10月4日). 2021年5月27日閲覧。
  5. ^ Schafer, Joseph (2015年4月8日). “The 10 Best Marilyn Manson Songs”. Stereogum. 2021年5月27日閲覧。
  6. ^ Thompson, Barry (20 January 2015). "Marilyn Manson on 'Inventing' Grunge, Sons of Anarchy, and Why He's a Furby". Esquire (Interview). Hearst Media. 2021年5月27日閲覧
  7. ^ Ali, Lorraine (1966年10月29日). “Marilyn Manson: Antichrist Superstar”. Rolling Stone. 2021年5月27日閲覧。
  8. ^ “MARILYN MANSON Splits With INTERSCOPE”. BLABBERMOUTH.NET (2009年12月3日). 2015年12月21日閲覧。
  9. ^ “MARILYN MANSON Signs With COOKING VINYL RECORDS”. BLABBERMOUTH.NET (2010年11月7日). 2010年12月5日閲覧。
  10. ^ “マリリン・マンソン、『ボーン・ヴィラン』で本領発揮”. BARKS (2011年9月6日). 2019年2月22日閲覧。
  11. ^ “マリリン・マンソン、『ザ・ペイル・エンペラー』は2015年1月登場”. BARKS (2014年11月10日). 2019年2月22日閲覧。
  12. ^ 元マリリン・マンソンのギタリスト、デイジー・バーコウィッツが死去 amass 2017/10/23
  13. ^ “マリリン・マンソン、新作『ヘヴン・アップサイド・ダウン』を10日6日に緊急リリース”. CDjournal (2017年9月13日). 2019年2月22日閲覧。
  14. ^ “マリリン・マンソン、明日11日に全世界同時発売される新作『WE ARE CHAOS』より「DON'T CHASE THE DEAD」先行リリース”. Barks (2020年9月10日). 2020年9月12日閲覧。
  15. ^ http://www.2violent.com/closing_argument.html
  16. ^ Manson, Marilyn (1998). The Long Hard Road out of Hell. HarperCollins. pp. 85-87. ISBN 0-06-098746-4 
  17. ^ “Biography for Marilyn Manson”. Internet Movie Database. 2008年1月12日閲覧。
  18. ^ “マリリン・マンソンからクリス・ヴレンナが脱退、今年2度目のドラマー離脱に”. TOWER RECORDS (2011年11月24日). 2015年12月21日閲覧。

外部リンク

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