不合理ゆえにわれ信ず

不合理ゆえにわれ信ずラテン語: Credo quia absurdumクレド・クィア・アブスルドゥム)は、 キリスト教神学テルトゥリアヌスによる3世紀初頭の著作『キリストの肉について(英語版)』の一部を要約した言葉である[1]不合理なるが故にわれ信ず[2]不条理なるが故に我信ずなどとも日本語訳される。

キリスト教信仰の対象は、理性感性に無関係であり超越的である、を意味する[1]。「知らんがためにわれ信ず(イタリア語版、英語版)」(ラテン語: Credo ut intelligam、信仰はかえって理性認識を助けるの意味、11世紀アンセルムスの立場)や「信ぜんがために知解する(イタリア語版)」(ラテン語: Intelligo ut credam)に対比して用いられる[1][3]

脚注

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  1. ^ a b c “クレド・クイア・アブスルドゥム credo quia absurdum”. ブリタニカ国際大百科事典小項目事典. 2018年11月28日閲覧。
  2. ^ “テルトゥリアヌス【Quintus Septimius Florens Tertullianus】”. 大辞林第三版. 三省堂. 2018年11月28日閲覧。
  3. ^ “知らんがためにわれ信ず Credo ut intelligam”. ブリタニカ国際大百科事典小項目事典. 2018年11月28日閲覧。
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