大原東野

大原 東野(おおはら とうや、明和8年(1771年)‐天保11年(1840年)7月)は江戸時代大坂浮世絵師画家

来歴

奈良の旅籠・小刀屋の次男として生まれる。大原氏、名は東野。茨木町に居住。東野、東埜、民声、如水と号して享和から文化期に主として名所図会、物産図会、読本、辞書の類に挿絵を描いている。画風は岡田玉山風であり、一時は玉山と並ぶ名声があった。山水画、花鳥画、人物画を得意とした。また博物学に通じており、晩年には讃岐国琴平に移り、昆虫を収集してすごした。天保11年7月に没す[1]。享年70。

作品

  • 『唐土名所図会』 名所図会 岡田玉山編 享和2年
  • 『対相四言』 辞書 柴野栗山作 享和3年
  • 『絵本西遊全伝』初・2編 読本 口木山人訳 文化3年
  • 『五畿内産物図会』 物産図会 文化7年
  • 『名数画譜』文化7年序刊
  • 『大日本土産図誌』 文化8年

参考文献

  • 『大阪名家著述目録』 大阪府立図書館、1914年
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』第2巻 大修館書店、1982年 ※124頁 読みを「とうの」とする。
  • 上田正昭他編 『日本人名大辞典』 講談社、2001年

脚注

  1. ^ 『日本人名大辞典』による。
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