宋 迪(そう てき、生没年不詳)は、北宋の画家・官僚。字は復古。河南府洛陽県の人。兄は宋道。山水画題の瀟湘八景を創始したといわれている。
略歴
蘇軾らと交友。画に巧みで平遠山水[1]を得意とした。潭州に転運使として赴任したとき風光明媚で有名なこの地で「瀟湘八景図」を描いたと言われている[2]。宋迪の瀟湘八景図は文人によって画かれた山水画の嚆矢といえる[3]。
脚注
- ^ 三遠のひとつ。三遠とは中国山水の遠近法で平遠・高遠・深遠がある。平遠は近くの山より遠い山を望む構図をいう。
- ^ 沈括『夢渓筆談』
- ^ 宮崎 p72
参考文献