復讐者に憐れみを
復讐者に憐れみを | |
---|---|
복수는 나의 것 | |
監督 | パク・チャヌク |
脚本 | イ・ジョンヨン パク・チャヌク |
製作 | イム・ジンギュ |
音楽 | ペ・ユンジン |
撮影 | キム・ビョンイル |
編集 | キム・サンボン |
配給 | CJエンタテインメント シネカノン |
公開 | 2002年3月29日 2005年2月5日 |
上映時間 | 117分 |
製作国 | 韓国 |
言語 | 韓国語 |
次作 | オールド・ボーイ |
テンプレートを表示 |
復讐者に憐れみを | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 복수는 나의 것 |
発音: | ポクスヌン ナエ コッ |
英題: | Sympathy for Mr. Vengeance[1] |
テンプレートを表示 |
『復讐者に憐れみを』(ふくしゅうしゃにあわれみを、原題:복수는 나의 것)は、パク・チャヌク監督による2002年公開の韓国映画。同監督の『オールド・ボーイ』、『親切なクムジャさん』と合わせて「復讐三部作」と呼ばれている。
ストーリー
聾唖の青年リュウ(シン・ハギュン)は姉の腎臓病の治療のため、工場の退職金をつぎ込んで闇で移植用の腎臓を求めようとするが、失敗。皮肉にもその直後、姉のドナーが見つかったという連絡を受ける。だが、手術の費用は闇組織に奪われ、既に彼の手元にはなかった。
仕方なくリュウは、同じ聾唖学校に通っていたユンミ(ペ・ドゥナ)と共に身代金誘拐を企てる。ターゲットは会社社長ドンジン(ソン・ガンホ)の幼い娘だった。
誘拐は成功し、二人はドンジンに身代金を要求する。別段危害を加えようとはしない二人に、幼い娘もそれなりに懐き、全てはうまくゆくかに見えた。しかし姉は、弟が彼女を救うため犯罪行為に手を染めたことを知り、悲嘆のあまり自殺してしまう。リュウは姉の遺体を河川敷に埋葬するが、一瞬目を放した隙に、少女は川で溺れてしまう。助けを求める彼女の声が聾唖であるリュウの耳に届くことはなく、少女はそのまま溺死してしまい、身代金を払った父親の元へと戻ることはなかった。
そして、娘を奪われた父親の復讐が始まる。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ドンジン | ソン・ガンホ | 山路和弘 |
リュウ | シン・ハギュン | 武藤正史 |
ユンミ | ペ・ドゥナ | 根谷美智子 |
リュウの姉 | イム・ジウン | 日野由利加 |
ユソン | ハン・ボベ | 大前茜 |
中華料理店配達員 | リュ・スンワン | 奈良徹 |
川辺の青年 | リュ・スンボム | 赤城進 |
チェ班長 | イ・デヨン | 谷昌樹 |
ペン技師 | キ・ジュボン | |
社長 | キム・セドン | |
違法臓器取引組織のボス | イ・ユンミ | |
チ刑事 | チ・デハン | 乃村健次 |
ホ刑事 | ホ・ジョンス | |
本人役 | イ・グミ |
- その他声の出演:斉藤次郎、佐藤しのぶ、宝亀克寿、石住昭彦、竹口安芸子、土屋利秀、三ツ木勇気、恒松あゆみ、泉裕子、根津貴行
- 日本語版制作スタッフ:演出:高橋剛、翻訳:春山陽子、制作:プロセンスタジオ
- リュウと川辺の青年は、それぞれ聴覚障碍者と脳性麻痺の設定であり、劇中に明確なセリフなく、吹替を担当した武藤、赤城は細かい息づかいや唸り声を吹き替えている。
影響
- 本映画のワンシーンに、日本の漫画家いがらしみきおの漫画『ぼのぼの』が登場する場面があるが、これは監督のパク・チャヌクがいがらしのファンであり、ぼのぼのの大ファンでもあることから取り入れたものである[2]。
脚注
[脚注の使い方]
外部リンク
パク・チャヌク監督作品 | |
---|---|
1990年代 |
|
2000年代 |
|
2010年代 |
|
2020年代 |
|
テレビドラマ |
|
短編 |
|