新椿橋

新中川東岸から撮影。手前の橋が新椿橋。上の道路は首都高速7号小松川線。
新中川西岸から見る新椿橋(左)

新椿橋(しんつばきばし)は、新中川に架かるのひとつで、東岸の東京都江戸川区春江町二丁目と西岸の一之江二丁目を結ぶ。すぐ下流側には首都高速7号小松川線南椿橋が平行して近接する。

概要

首都高速7号小松川線の両側(高架橋下)には区道が通り、上流側の区道は新椿橋、下流側の区道は南椿橋が架かる。また、新椿橋は東岸(春江町)方向への一方通行路、南椿橋は西岸(一之江)方向への一方通行路となっている。

歴史

初代の橋は1960年(昭和35年)[1]新中川掘削工事に伴い、架橋された。その後、交通量の増加等による老朽化により、江戸川区の新中川橋梁整備計画の第五弾として、1997年平成9年)に現在の橋に架け替えられ橋名を「新椿橋」に改称した。

旧橋の時代

当時の橋名は「椿橋」で[1]幅員が狭く歩道のない橋で、対面通行で東西岸を結んでいた。その後、すぐ下流側に南椿橋が新設され、西岸方向へ渡る一方通行路として開通したため、椿橋は東岸方向へ渡る一方通行路となった。

諸元

  • 形式 – 3径間鋼連続鈑箱桁橋
  • 橋長 – 119.5 m[2]
  • 幅員 – 8.0 m(車道:4.5 m 歩道:3.5 m)
  • 最大支間長 – 40.0 m
  • 支間割 - 39.4 m + 40.0 m + 39.4 m[2]
  • 鋼重 – 221 t
  • 竣工 – 1997年8月[3]
  • 事業主体 – 江戸川区
  • 鋼桁製作・架設 – 横河ブリッジ株式会社[2]

整備概要

「水と緑の連続」をテーマに3橋(新椿橋・首都高速道路・南椿橋)が近接して重なることによる景観的一体性に配慮し、一之江境川親水公園との連続性を図り、緑の軸として整備されている。

デザイン

歩行者ネットワーク[要曖昧さ回避]づくりを積極的に進め、緑のリズムモチーフに演出されている。また、近接する首都高速7号小松川線橋脚との材質(コンクリートの肌合い)の調和を図られている。

周辺

隣の橋

(上流) - 大杉橋 - 一之江橋 - 新椿橋 - 首都高速7号小松川線 - 南椿橋 - (下流)

脚注

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  1. ^ a b 椿橋1960- - 土木学会付属土木図書館、2018年6月24日閲覧。
  2. ^ a b c 橋梁年鑑 椿橋 詳細データ - 日本橋梁建設協会、2018年6月24日閲覧。
  3. ^ 橋梁年鑑データベースでは1996年完工と記されている。
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座標: 北緯35度41分51.1秒 東経139度53分8秒 / 北緯35.697528度 東経139.88556度 / 35.697528; 139.88556