桜坂 (福山雅治の曲)

「桜坂」
福山雅治シングル
初出アルバム『f』
B面 DRIVE-IN THEATERでくちづけを
春夏秋冬(初回盤)
リリース
規格 CD
ジャンル J-POP
時間
レーベル ユニバーサルビクター
作詞・作曲 福山雅治
プロデュース MASAHARU FUKUYAMA
GOOFY MORI
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(3週連続、オリコンCDTV
  • 2000年5月度月間1位(オリコン)
  • 2000年6月度月間3位(オリコン)
  • 2000年7月度月間17位(オリコン)
  • 2000年度年間2位(オリコン)
  • オリコン歴代シングルランキング13位
  • 登場回数32回(オリコン)
  • 福山雅治 シングル 年表
    HEAVEN/Squall
    1999年
    桜坂
    2000年
    HEY!
    (2000年)
    収録曲
    蜜柑色の夏休み
    (4)
    桜坂
    (5)
    Escape
    (6)
    家路
    (12)
    春夏秋冬
    (13)
    THE BEST BANG!! 収録曲
    Gang
    (4)
    桜坂
    (5)
    蜜柑色の夏休み
    (6)
    ミュージックビデオ
    「桜坂」 - YouTube
    テンプレートを表示
    「桜坂」の舞台となった桜坂

    桜坂」(さくらざか)は、福山雅治の15枚目のシングル2000年4月26日に発売された。発売元はユニバーサルビクター(現・ユニバーサルミュージック)、販売元はビクターエンタテインメント

    解説

    前作に続き本作も水曜日に発売された。

    前作「HEAVEN/Squall」からおよそ5ヶ月で発売されたシングル。BMG JAPANからの移籍第1弾作品として発売された。福山雅治はこの年デビュー10周年を迎えており、その記念碑的意味合いも含める作品となった。

    2000年3月1日、「桜坂」がTBS系『ウンナンのホントコ!』内のコーナー『未来日記V』のテーマソングとしてオンエアされた[1]。同年5月3日に放送された最終話には、福山も「通りすがりの警察官」役でゲスト出演している。

    曲名のモデルとなった場所は、『未来日記V』のロケ地でもあった東京都大田区にある桜坂だった[1]。福山はデビュー前に桜坂の近所に住んでいたことがあり、当時の思いや現在の心境を詞をつづり、メロディーを付けたという[1]。桜坂は観光名所となり、『未来日記V』の舞台となった当地の陸橋には落書きや恋人同士の愛の誓いが書き込まれたこともあった[1]。なお当時は長崎県西海市大瀬戸町にある松島の桜坂や福岡県福岡市にある桜坂という説もあった[1][注 1]

    福山雅治本人のコメントによると、ドラマ『ひとつ屋根の下』(フジテレビ)が終了したあと川崎から沼部駅周辺へ引っ越した。沼部駅近くの中原街道に「桜坂」があり、当時よくその坂を通っていた想いからタイトルを「桜坂」にしたと由来を語った[2]

    売上記録

    初動売上枚数は、男性ソロ・アーティストのシングル初動売上枚数歴代1位となる約75.1万枚を記録。初回出荷枚数は70万枚であったが、発売当日までにバックオーダーが40万枚に達した[1][3]

    累計売上は229.9万枚(オリコン調べ)で、オリコン集計では20世紀最後の累計売上枚数200万枚突破シングルとなった[注 2]。また、12cmシングル(マキシシングル)としては初のダブルミリオン・シングルとなった[注 3]

    公称売上(出荷)枚数は累計250万枚[4]

    2000年のオリコンシングル年間ランキングは2位で、年間1位のサザンオールスターズ(福山と同じアミューズ所属)の「TSUNAMI」とともに、『未来日記』テーマソングが年間1位・2位を獲得する結果となった。

    NHK紅白歌合戦でもこの楽曲を2回披露した(第66回・第73回)。2015年パシフィコ横浜から25周年メドレーの1曲として、2022年は横浜・ぴあアリーナMMから渋谷・NHKホールに到着後、白組のトリおよび大トリで披露。

    収録曲

    通常盤

    1. 桜坂
      • 作詞・作曲:福山雅治 / 編曲:富田素弘
      TBS系『ウンナンのホントコ! 未来日記V』テーマソング。
      福山自身の実体験をもとにした、別れた恋人への想いを歌った曲。
      使用ギターはギブソン・ハミングバード
      ミュージックビデオ(映像 - YouTube)が制作されており、2010年に発売されたベストアルバムTHE BEST BANG!!』初回限定盤付属のDVDに収録されている(音源はリミックスされたものになっている)。
      2017年3月には期間限定として「アサヒスーパードライ」のCMソングとして起用された(「心がつながる春」篇)。
    2. DRIVE-IN THEATERでくちづけを
      • 作詞・作曲:福山雅治 / 編曲:富田素弘
      未来日記のテーマソング候補として福山本人はこちらの方を推していたと言うが、スタッフの推しで「桜坂」を提供することとなった[5]
    3. 桜坂 (nayuta version/instrumental)
      インストゥメンタル楽曲。
    4. DRIVE-IN THEATERでくちづけを (nomozaki version/instrumental)
      • 編曲:新川博
      インストゥメンタル楽曲。
    5. 桜坂 (original karaoke)
    6. DRIVE-IN THEATERでくちづけを (original karaoke)

    初回盤

    1. 桜坂
    2. DRIVE-IN THEATERでくちづけを
    3. 春夏秋冬
      泉谷しげるが1972年に発表した「春夏秋冬」のカバー曲。初回盤限定で収録されていた。
      福山がデビューのきっかけとなったオーディションで歌った想い出の曲[6]
      リクエストに応え、2001年に発売されたアルバム『f』にエキストラ・トラックとして収録された[6]
    4. 桜坂 (nayuta version/instrumental)
    5. DRIVE-IN THEATERでくちづけを (nomozaki version/instrumental)
    6. 桜坂 (original karaoke)
    7. DRIVE-IN THEATERでくちづけを (original karaoke)
    8. 春夏秋冬 (original karaoke)

    ミュージシャン

    桜坂

    DRIVE-IN THEATERでくちづけを

    春夏秋冬

    桜坂 (nayuta version/instrumental)

    DRIVE-IN THEATERでくちづけを (nomozaki version/instrumental)

    収録アルバム

    桜坂

    春夏秋冬

    • f

    カバー作品

    桜坂

    楽曲に関する出来事

    脚注

    [脚注の使い方]

    注釈

    1. ^ 福山は高校卒業後から上京まで勤務していた電気会社の仕事で松島を訪れていた。
    2. ^ 出荷枚数ベースではMISIAが発売した「Everything」が20世紀最後の200万枚シングルとなった。
    3. ^ オリコン調べによる12cmシングル初のミリオンセラーも福山雅治のシングル「HELLO」であった。
    4. ^ 「桜坂」の前は同年に「HEAVEN[9]を起用していた。また2005年には「RED×BLUE」を、2006年には「美しき花[10]を起用した。

    出典

    1. ^ a b c d e f “【2000年5月】桜坂/発売2カ月前からテレビで流れ 200万枚突破の大ヒット”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2011年5月17日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono/music/anokoro/05/kiji/K20110517000817630.html 2017年12月8日閲覧。 
    2. ^ 2023年6月18日 TBS系列「日曜日の初耳学」、インタビュアー林修より、福山雅治本人のコメント(2023/6/18 22:50ごろ)
    3. ^ 福山雅治「桜坂」2週間で150万枚 - SANSPO.COM、2000年5月8日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
    4. ^ 毎日新聞』2002年6月4日付東京夕刊、5頁。
    5. ^ 福山雅治、名曲「桜坂」は“埋もれ歌”になる予定だった?「あんまり売れると思ってなかった」スポニチアネックス 2020年11月14日配信 2020年12月3日閲覧
    6. ^ a b アルバム『f』ブックレットに封入されている楽曲解説を参照。
    7. ^ “柴咲コウ、「桜坂」映像公開。秋田県大館市の築50年以上の映画館で撮影 publisher=barks” (2015年6月17日). 2015年8月3日閲覧。
    8. ^ “山崎育三郎カバーアルバムに「女々しくて」「モーツァルト!」劇中歌など11曲”. ステージナタリー. (2016年6月22日). https://natalie.mu/stage/news/191709 2016年6月22日閲覧。 
    9. ^ 月刊タイガース 2000年5月号45p
    10. ^ さよなら北海道1号!リーグトップの5号.新庄カウントダウン プロ野球 : nikkansports.com.2016年9月27日閲覧。
    11. ^ “マスコミ、恋愛…新庄剛志氏の本音/28日から連載 - プロ野球”. 日刊スポーツ (2018年9月26日). 2018年9月27日閲覧。

    関連項目

    外部リンク

    • 第15回日本ゴールドディスク大賞
    • 文學の森-過去の山本健吉文学賞受賞一覧
    シングル
    1990年代
    2000年代
    2010年代
    デジタル
    • 何度でも花が咲くように私を生きよう
    • 1461日
    • トモエ学園
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    • 甲子園
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    オリコン月間シングルチャート第1位(2000年5月度)
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    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
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    8月
    9月
    10月
    • 2日 サウダージ(ポルノグラフィティ
    • 9日 SURREAL(浜崎あゆみ)
    • 16日 RING(B'z)
    • 23日 HEY!(福山雅治)
    • 30日 飛べない鳥(ゆず)
    11月
    • 6日・13日・20日 Everything(MISIA
    • 27日 Missing You(GLAY)
    12月
    • 4日 Everything(MISIA)
    • 11日 I WILL GET THERE(J-FRIENDS)
    • 18日 サボテン(ポルノグラフィティ)
    • 25日 M(浜崎あゆみ)
    • シングル:1967
    • 1968
    • 1969
    • 1970
    • 1971
    • 1972
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    • 1975
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    • 1979
    • 1980
    • 1981
    • 1982
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