江上泰山

江上 泰山(えがみ たいざん、1936年昭和11年)3月6日[1] - 2021年令和3年)11月19日)は、日本の臨済宗相国寺派)。金閣寺放火事件を目撃した数少ない人物として知られる[2]

来歴

福井県和田村(現・高浜町)の禅寺に生まれる。1949年、中学2年生の時に金閣寺の徒弟僧となる。翌1950年7月2日未明、14歳のときに金閣炎上を目撃した[2]。この事件は三島由紀夫の小説「金閣寺」の題材にもなった[2]

住職の村上慈海らと再建のために托鉢に回り、現在の金閣寺の再建に尽力した[2]。1985年からは約17年間、金閣寺執事長を務め、その後に相国寺派宗務総長も歴任した[2]

2021年11月19日、誤嚥性肺炎により死去[2]

脚注

  1. ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.94。
  2. ^ a b c d e f “金閣寺炎上を目撃した僧侶、江上泰山さん死去 修学旅行生にも法話”. 朝日新聞. (2021年11月21日). https://www.asahi.com/articles/ASPCP6QYQPCPPLZB00F.html 2021年11月24日閲覧。 
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