石村雅幸

石村 雅幸(いしむら まさゆき、1965年2月16日 - )は、公益財団法人日本美術院の「院展」を中心に日本画作品を発表している茨城県在住の日本画家[1]。 初期は日本の古建築をテーマにしていたが、2000年ごろから巨樹をテーマにしている。 師匠は森田曠平・伊藤髟耳。

所属

  • 日本美術院特待
  • 火燿会会員
  • 茨城美術会常任委員(副会長)
  • 茨城県展会員(委員)
  • 玉川大学・学園学友会文化芸術展覧会実行委員
  • 雅幸画房日本画教室主宰

経歴

福岡県糟屋郡古賀町(現:古賀市)で生まれる。

出身(本籍)地は愛媛県四国中央市(旧・川之江市金生町)。

1988年玉川大学芸術学科美術専攻日本画課程を芸術学科首席で卒業。小原哲郎学長より玉川奨学金受領。卒業制作「鳳凰堂冬日」は同大学買上となる(経塚オフィス棟ラウンジに常設展示)。

1989年に第43回春の院展に『門(金沢城石川門)』が初入選(入選29回)、再興73回院展に『城門(金沢城石川門)』が初入選(入選31回)。

1996年には、第1回 東京日本画新鋭選抜展(今治市大三島美術館)に選抜され、作品は美術館買上となる、以後第3回まで選抜。3回展出品作も美術館買上。

2011年、 ドキュメントインタビュー映像作品「日本画家 石村雅幸 奈義町菩提寺の大銀杏を描く」が岡山県勝田郡奈義町の奈義町現代美術館により制作(撮影:井出豊)される。

2013年の式年遷宮の年には、伊勢神宮美術館企画の「 歌会始によせて-立-特別展」に選抜される。

2015年には、関東最古の水神を祀る蛟蝄神社(茨城県北相馬郡利根町)の天井格子画4面を制作。

2016年には、「巨樹の声を聴けー石村雅幸展」(茨城県水戸市常陽藝文センターギャラリー企画)が2ヶ月間開催され、同センターにより院展制作過程のドキュメントDVDが制作、販売された。

2019年には、千葉県印西市へ『樹洞』(印西市松虫寺のスダジイ)を寄贈。松虫寺に近い印旛支所3階へ展示される。同年の文化の日に印西市より善行表彰を受ける。

2020年より毎年、蛟蝄神社に子年から干支絵馬の原画を奉納、12年かけて十二支完納予定。


受賞歴

 2006年 、再興第9 1回院展にて『精魄(せいはく)』奨励賞

2007年、第62回春の院展にて『寒樹炎炎(かんじゅえんえん)』奨励賞

2008年、 第63回春の院展にて『静黙(せいもく)』奨励賞、再興第93回院展にて『魂(みたま)』奨励賞

2009年、 第64回春の院展にて『杜穀(とこく)』奨励賞、茨城県展にて木村武山賞

2010年、 第65回春の院展にて『柏槙(びゃくしん)」無鑑査・奨励賞、再興第9 5回院展出品作『神代桜』無鑑査・奨励賞

2011年、 再興第98回院展にて『長閑(ちょうかん) 』奨励賞、茨城県展にて永田春水賞

作品蔵

東京都

愛媛県

茨城県

千葉県

大分県

山口県

海外

など

脚注

  1. ^ “石村 雅幸 | 美し人【うましびと】 一般社団法人 日本美術工藝協会”. www.umashi-bito.or.jp. 2022年4月23日閲覧。

参考文献

  • 参考[1]
  • 参考
  • 参考

外部リンク