石津光恵

選手情報

フルネーム

石津光恵

国籍

日本

種目

円盤投
砲丸投
やり投

大学

日本女子体育専門学校

生年月日

(1914-04-16) 1914年 4月16日

生誕地

広島県

自己ベスト

円盤投

39.64m（1935年）^[1]

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石津光恵（いしづみつえ、1914年 4月16日^[2] - 没年不明）は、日本の陸上競技（投擲）選手。女子円盤投・砲丸投の元日本記録保持者。山中高等女学校在学中、1932年ロサンゼルスオリンピックに円盤投とやり投で出場した。広島県初の女子オリンピック選手である^[3]。

経歴

現在の広島県廿日市市出身^[2]。山中高等女学校に進む^[4]^:177。

1931年、日本陸上競技選手権大会の円盤投^[5]・砲丸投^[6]で優勝。1931年11月の明治神宮競技大会で、円盤投の日本記録を出したという^[4]^:177^{[注釈 1]}。1931年には砲丸投で10.14mを出し、「10mの壁」を突破した^[8]^{[注釈 2]}。

1932年ロサンゼルスオリンピックに出場、円盤投で7位、やり投で8位^[2]。

山中高等女学校卒業後は、日本女子体育専門学校（現在の日本女子体育大学）に進学。1932年の日本陸上競技選手権大会円盤投・砲丸投を2連覇^[5]^[6]。

1933年4月の関東学生選手権では、円盤投で日本新記録（36.81m）^[7]、砲丸投で日本学生記録（10.25m）^[9]。1934年4月には美吉野運動競技場で開催された「女子オリンピック」砲丸投種目で10.71mの日本記録を更新した^[9]。

日本陸上競技選手権大会の円盤投種目は1934年まで4連覇した^[5]。円盤投では3回にわたり日本新記録を更新しており、1935年10月の東京都陸上競技選手権大会での39.64mが生涯最高記録となっている^[2]^[7]。

備考

女性パイロットの馬淵テフ子は円盤投選手から航空界に転じた人物であるが、馬淵がパイロットとして活躍した当時の過熱した報道では、オリンピック選考会で石津に敗れたために空を志した等と、ライバル関係が誇張して語られた（馬淵は選考会で3位であった）。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ ただし、日本学生陸上競技連合の公認記録としては掲載されていない^[7]。
^ ただし、日本学生陸上競技連合の公認記録としては掲載されていない^[9]。

出典

^ ^a ^b “Mitsue Ishizu”. Sports Reference LLC. 2020年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月5日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e “広島陸上人”. 一般財団法人広島陸上競技協会. 2021年5月7日閲覧。
^ ^a ^b “広島の陸上競技史”. 一般財団法人広島陸上競技協会. 2021年5月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c “広島原爆戦災史第四巻（pdf版）”. 2021年5月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “過去の優勝者・記録女子円盤投”. 第101回日本陸上選手権. 日本陸上競技連盟. 2021年5月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c “過去の優勝者・記録女子砲丸投”. 第101回日本陸上選手権. 日本陸上競技連盟. 2021年5月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “日本学生記録の変遷女子円盤投”. 日本陸上競技連盟. 2021年5月7日閲覧。
^ ^a ^b 岡尾惠市. “陸上競技のルーツを探る52 「砲丸投」の歴史IV”. 筑波大学陸上競技部OB・OG会. 2021年5月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “日本学生記録の変遷女子砲丸投”. 日本陸上競技連盟. 2021年5月7日閲覧。

外部リンク

広島陸上人 - 一般財団法人広島陸上競技協会
OG列伝 1930～1970年代 - 日本女子体育大学
オリンピック日本代表選手団記録検索：「石津、光恵」の検索結果 - 日本オリンピック委員会 (JOC)

表話編歴日本陸上競技選手権大会女子円盤投優勝者
1920年代	28 彦坂正 29 大多よね
1930年代	30 吉田艶子 31 石津光恵 32 石津光恵 33 石津光恵 34 石津光恵 35 中村コウ 36 峰島秀 37 児島フミ 38 児島フミ 39 児島フミ
1940年代	40 児島フミ 42 本多アイ 46 児島フミ 47 児島フミ 48 児島フミ 49 吉野トヨ子
1950年代	50 吉野トヨ子 51 吉野トヨ子 52 吉野トヨ子 53 吉野トヨ子 54 吉野トヨ子 55 吉野トヨ子 56 吉野トヨ子 57 内田弘子 58 内田弘子 59 内田弘子
1960年代	60 小保内聖子 61 横山弘子 62 村瀬慶子 63 タマラ・プレス 64 横山弘子 65 杉山亮子 66 角田悠子 67 横山弘子 68 八木下てる子 69 八木下てる子
1970年代	70 八木下てる子 71 八木下てる子 72 八木下てる子 73 宇住庵節子 74 高橋真津子 75 林香代子 76 上野せい子 77 浅利由美子 78 高橋真津子 79 瀬尾ゆかり
1980年代	80 山中みど里 81 川那子房江 82 鈴木治美 83 北森郁子 84 北森郁子 85 北森郁子 86 北森郁子 87 北森郁子 88 北森郁子 89 李暁恵
1990年代	90 肖艶玲 91 閔春鳳（英語版）（59m94）* 92 北森郁子 93 北森郁子 94 中西美代子 95 小山裕子 96 中西美代子 97 中西美代子 98 中西美代子 99 室伏由佳
2000年代	00 室伏由佳 01 中西美代子 02 室伏由佳 03 室伏由佳 04 室伏由佳 05 室伏由佳 06 室伏由佳 07 室伏由佳 08 室伏由佳 09 室伏由佳
2010年代	10 室伏由佳 11 室伏由佳 12 敷本愛 13 敷本愛 14 東海茉莉花 15 坂口亜弓 16 坂口亜弓 17 辻川美乃利 18 齋藤真希 19 辻川美乃利
2020年代	20 齋藤真希 21 齋藤真希 22 郡菜々佳 23 齋藤真希 24 郡菜々佳
は大会記録走高跳棒高跳走幅跳三段跳砲丸投円盤投* ハンマー投やり投

表話編歴日本陸上競技選手権大会女子砲丸投優勝者
1920年代	25 谷村はる子 26 比夫見芳子 28 堀口みね 29 大多よね
1930年代	30 坂田政代 31 石津光恵 32 石津光恵 33 山本定子 34 児島フミ 35 児島フミ 36 児島フミ 37 児島フミ 38 児島フミ 39 児島フミ
1940年代	40 児島フミ 42 横山三枝子 46 山内リエ 47 児島フミ 48 児島フミ 49 吉野トヨ子
1950年代	50 吉野トヨ子 51 吉野トヨ子 52 吉野トヨ子 53 吉野トヨ子 54 吉田素子 55 吉田素子 56 小泉とし子 57 吉田素子 58 小泉とし子 59 松田靖子
1960年代	60 小保内聖子 61 小保内聖子 62 松田靖子 63 タマラ・プレス 64 小保内聖子 65 高松道子 66 杉山亮子 67 今村絹子 68 斎藤洋子 69 斎藤洋子
1970年代	70 斎藤洋子 71 斎藤洋子 72 林香代子 73 林香代子 74 林香代子 75 林香代子 76 林香代子 77 林香代子 78 林香代子 79 林香代子
1980年代	80 林香代子 81 林香代子 82 渡瀬哲子 83 佐々木美幸 84 佐々木美幸 85 佐々木美幸 86 鈴木文 87 鈴木文 88 鈴木文 89 鈴木文
1990年代	90 鈴木文 91 甄文華（英語版）（19m40）* 92 鈴木文 93 鈴木文 94 鈴木文 95 細山恵里 96 篠崎浩子 97 市川貴子 98 市岡寿実 99 豊永陽子
2000年代	00 豊永陽子 01 森千夏 02 豊永陽子 03 森千夏 04 森千夏 05 豊永陽子 06 豊永陽子 07 豊永陽子 08 豊永陽子 09 白井裕紀子
2010年代	10 豊永陽子 11 大谷優貴乃 12 白井裕紀子 13 白井裕紀子 14 横溝千明 15 太田亜矢 16 太田亜矢 17 郡菜々佳 18 郡菜々佳 19 郡菜々佳
2020年代	20 髙橋由華 21 郡菜々佳 22 郡菜々佳 23 郡菜々佳 24 郡菜々佳
は大会記録走高跳棒高跳走幅跳三段跳砲丸投* 円盤投ハンマー投やり投