菱形三十面体(りょうけいさんじゅうめんたい、英: rhombic triacontahedron)とは、カタランの立体の一種で、二十・十二面体の双対多面体である。また、ゾーン多面体、等面菱形多面体の一種でもある。正十二面体または正二十面体の各面の中心を持ち上げ、隣り合う三角形同士が同一平面上となるようにした形にもなっている。
全ての目が同じ条件であるため、三十面のサイコロには最もよく使われている。
一部の菱形10枚を抜くことにより菱形二十面体が生成される。
性質
- 面の形状
- 鈍角の角度: 約116.57°
- 鋭角の角度: 約63.43°
- 長い対角線の長さ : 短い対角線の長さ : 辺の長さ = : 1 :
= : 1 : (対角線の比が黄金比となっている)
- 表面積:
- 体積:
- 内接球の半径:
- 辺の中点を通る球の半径:
近縁な立体
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五角六十面体(各頂点を、隣り合う頂点が逆方向となる形でねじる) -
関連項目
外部リンク
- Weisstein, Eric W. "Rhombic Triacontahedron". mathworld.wolfram.com (英語).