虚栄の市 (1935年の映画)

虚栄の市
Becky Sharp
映画ポスター
監督 ルーベン・マムーリアン
ローウェル・シャーマン[注 1]
脚本 フランシス・エドワーズ・ファラゴー(英語版)
原作 ウィリアム・メイクピース・サッカレー
小説『虚栄の市
ラングドン・ミッチェル(英語版)
戯曲『Becky Sharp
製作 ケネス・マクゴーウァン(英語版)
出演者 ミリアム・ホプキンス
フランシス・ディー(英語版)
セドリック・ハードウィック
音楽 ロイ・ウェッブ[注 1]
撮影 レイ・レナハン(英語版)
編集 アーチー・マーシェク
製作会社 パイオニア・ピクチャーズ(英語版)
配給 RKO
公開 アメリカ合衆国の旗 1935年6月13日
日本の旗 1935年8月
上映時間 84分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
フランス語
製作費 $950,000(見積値)[2]
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左からルーベン・マムーリアンミリアム・ホプキンスマイケル・バルコン(英語版)ケネス・マクゴーウァン(英語版)。本作のセットにて撮影した宣伝用写真
左からウィリアム・フェーヴァーシャム(英語版)ルーベン・マムーリアンフランシス・ディー(英語版)。本作のセットにて撮影した宣伝用写真
『虚栄の市』本編、字幕なし

虚栄の市』(きょえいのいち、Becky Sharp)は1935年アメリカ合衆国ドラマ映画。監督はルーベン・マムーリアン、出演はミリアム・ホプキンスフランシス・ディー(英語版)など。イギリスの作家ウィリアム・メイクピース・サッカレーの長編小説『虚栄の市(原題:Vanity Fair)』(1847年 - 1848年)を原作とした1899年初演の戯曲『Becky Sharp』(ラングドン・ミッチェル(英語版)脚色)を映画化した作品である[注 2]。 3色法テクニカラーを使った初めての総天然色長編映画で、それまでの3色法を使ったカラー映画は短編か白黒映画の一部のシーンだけがカラーというものだった[注 3]ローウェル・シャーマン監督が撮影開始直後に肺炎で急死したため、ルーベン・マムーリアンが監督を引き継ぎ、完成させた。

ミリアム・ホプキンス第8回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

ストーリー

キャスト

  • ベッキー・シャープ - ミリアム・ホプキンス
  • アミーリア・セドリー - フランシス・ディー(英語版)
  • ステイン侯爵 - セドリック・ハードウィック
  • レディ・ベアクレス - ビリー・バーク
  • ミス・クローリー - アリソン・スキップワース(英語版)
  • ジョセフ・セドリー - ナイジェル・ブルース
  • ロードン・クローリー - アラン・モウブレイ(英語版)
  • ジョージ・オズボーン - G・P・ハントリー
  • ピット・クローリー - ウィリアム・スタック(英語版)
  • ピット・クローリー卿 - ジョージ・ハッセル(英語版)
  • ウェリントン公爵 - ウィリアム・フェーヴァーシャム(英語版)

脚注

注釈

  1. ^ a b クレジットなし[1]
  2. ^ サッカレーの『虚栄の市』を映像化した作品は、1911年サイレント映画以降、映画やドラマとして数多く製作されている。
  3. ^ 3色法テクニカラー以前にも赤と緑の2色のフィルターを使ったキネマカラーや2色法テクニカラーなどによるカラー映画は1910年代から存在した。

出典

  1. ^ “Becky Sharp (1935) - Full Cast & Crew” (英語). IMDb. 2012年4月30日閲覧。
  2. ^ “Becky Sharp (1935)” (英語). IMDb. 2011年8月6日閲覧。

関連項目

外部リンク

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