野々井 透(ののい とう、1979年 - )は、日本の小説家。
経歴
1979年、東京都生まれ。8歳の頃から小説を書き始める[1]。
2022年、「棕櫚を燃やす」で第38回太宰治賞を受賞してデビュー[2]。2023年、同作を表題作とする初の単行本『棕櫚を燃やす』が第36回三島由紀夫賞候補に選ばれる[3]。
作品リスト
単行本
- 『棕櫚を燃やす』(2023年3月 筑摩書房)
- 棕櫚を燃やす - 『太宰治賞2022』
- らくだの掌 - 書き下ろし
単行本未収録作品
- 小説
- エッセイ・書評
- 「そろそろ山椒」 - 『新潮』2023年6月号
- 「青のいただき」 - 『群像』2023年9月号
- 「文一の本棚 横光利一『夜の靴』」[4] - 『群像』2024年4月号
脚注
- ^ “「3人でしか生きていけないのに」残された時間はあと1年…34歳の姉と29歳の妹が、余命わずかの父と過ごした“日常”著者は語る 『棕櫚を燃やす』(野々井透 著)”. 文春オンライン (2023年5月29日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ “太宰治賞に野々井透さん 受賞作「棕櫚を燃やす」”. 朝日新聞 (2022年5月12日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ 第36回「三島由紀夫賞」「山本周五郎賞」候補作品発表
- ^ “本棚の5段目、好きな本ばかりが並ぶ「特等席」で静かに光りつづけている「特別な1冊」(野々井 透)”. 講談社 (2024年3月22日). 2024年3月31日閲覧。
太宰治賞 |
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筑摩書房単独主催(第1回 - 第14回) |
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第1回 - 第10回 | - 第1回 受賞作なし
- 第2回 吉村昭 「星への旅」
- 第3回 一色次郎 「青幻記」
- 第4回 三浦浩樹 「月の道化者」
- 第5回 秦恒平 「清経入水」
- 第6回 海堂昌之 「背後の時間」
- 第7回 三神真彦 「流刑地にて」
- 第8回 受賞作なし
- 第9回 宮尾登美子 「櫂」
- 第10回 朝海さち子 「谷間の生霊たち」
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第11回 - 第14回 | - 第11回 不二今日子 「花捨て」
- 第12回 村山富士子 「越後瞽女唄冬の旅」
- 第13回 宮本輝 「泥の河」
- 第14回 福本武久 「電車ごっこ停戦」
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三鷹市・筑摩書房共催(第15回 - ) |
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第15回 - 第25回 | - 第15回 冴桐由 「最後の歌を越えて」
- 第16回 辻内智貴 「多輝子ちゃん」
- 第17回 小島小陸 「一滴の嵐」
- 第18回 小川内初枝 「緊縛」
- 第19回 小林ゆり 「たゆたふ蝋燭」
- 第20回 志賀泉 「指の音楽」
- 第21回 川本晶子 「刺繍」、津村記久生 「マンイーター」
- 第22回 栗林佐知 「峠の春は」
- 第23回 瀬川深 「mit Tuba」
- 第24回 永瀬直矢 「ロミオとインディアナ」
- 第25回 柄沢昌幸 「だむかん」
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第26回 - 第35回 | |
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第36回 - 第45回 | - 第36回 八木詠美 「空芯手帳」
- 第37回 山家望 「birth」
- 第38回 野々井透 「棕櫚を燃やす」
- 第39回 西村亨 「自分以外全員他人」
- 第40回 市街地ギャオ 「メメントラブドール」
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