京王電鉄バス桜ヶ丘営業所

京王電鉄バス・京王バス桜ヶ丘営業所

京王電鉄バス桜ヶ丘営業所(けいおうでんてつバスさくらがおかえいぎょうしょ)は、東京都日野市落川898に位置する京王電鉄バスの営業所である。当所を表す社内識別記号は「S」。

本項では、同一敷地内に併設された京王電鉄バスの子会社京王バス株式会社の営業所である京王バス桜ヶ丘営業所(けいおうバスさくらがおかえいぎょうしょ)についても述べる。

概要

JR中央線南武線武蔵野線京王線京王相模原線小田急多摩線多摩モノレール線の地区、日野市・多摩市を主な営業区域とし、主要ターミナルは聖蹟桜ヶ丘駅、高幡不動駅である。八王子市・府中市・国立市へ乗り入れる路線もあり、一部路線は立川市へも乗り入れる。京王で初のコミュニティバスとなった日野市ミニバスの運行も受託している。なお、聖蹟桜ヶ丘駅前には京王電鉄の本社もあり、京王グループの中心地となっている。

2019年から敷地内に京王電鉄バスの地域子会社である京王バス(開設当時は京王バス中央)の桜ヶ丘営業所が併設されている。同じ建物を事務所として使用しており、京王電鉄バスが2階、京王バスが1階に入居している[1][2]2022年現在、バス籍による府中営業所との共同運行路線や府中駅の発着路線はない。

沿革

  • 1964年5月16日 - 京王帝都電鉄府中営業所桜ヶ丘支所開設。
  • 1983年7月 - 桜ヶ丘営業所多摩車庫を開設。
  • 1984年4月2日 - 営業所を多摩車庫に移転、多摩営業所桜ヶ丘車庫となる。
  • 2001年3月 - 桜ヶ丘支所となる。
  • 2002年
    • 2月1日 - 京王電鉄のバス部門分社化のため、京王電鉄バスを設立。
    • 8月1日 - 京王電鉄バス営業開始に伴い、京王電鉄バス桜ヶ丘営業所となる。
  • 2007年8月5日 - PASMOを導入。
  • 2019年11月16日 - 同じ敷地内に京王バス中央桜ヶ丘営業所を開設。2014年4月の京王バス南・南大沢営業所寺田支所(現:高尾営業所設立で京王電鉄バス八王子営業所寺田車庫を、京王バス南へ移管する形で開設、設立と同時に、京王電鉄バス八王子営業所、京王バス南・南大沢営業所より一部路線を移管されるのと同様に、京王電鉄バス桜ヶ丘営業所と京王バス中央・府中営業所及び京王バス南・多摩営業所が移管のやりとりをしていた一部路線が移管される。
  • 2020年10月1日 - 京王バス東・京王バス中央・京王バス南の3社が合併し、京王バス(2代)が発足した事により、京王バス中央の営業所は京王バス桜ヶ丘営業所となる。
  • 2023年4月1日 - 日野市ミニバスの運行が京王電鉄バスから京王バスへ移管される。[要出典]

京王電鉄バス桜ヶ丘営業所の現行路線

聖ヶ丘線

  • 桜06:聖蹟桜ヶ丘駅 - 新大栗橋 - 桜ヶ丘カントリークラブ - 東部団地入口 - 東部団地 - 聖ヶ丘団地 - 多摩大学 - 陸上競技場入口 - 聖ヶ丘センター - 聖ヶ丘一丁目 - 諏訪神社 - 永山駅
  • 桜06:東部団地 → 東部団地入口 → 桜ヶ丘カントリークラブ → 新大栗橋 → 聖蹟桜ヶ丘駅
  • 桜07:聖蹟桜ヶ丘駅 - 新大栗橋 - 桜ヶ丘カントリークラブ - 東部団地入口 - 連光寺 - 稲城台病院入口 - 天王橋 - 多摩東公園 - 諏訪一丁目 - 諏訪神社 - 永山駅
  • 桜65:聖蹟桜ヶ丘駅 - 新大栗橋 - 聖ヶ丘病院前 - ひじり坂 - 聖ヶ丘一丁目 - 諏訪神社 - 永山駅
  • 永34:永山駅 - 諏訪神社 - 聖ヶ丘一丁目 - 聖ヶ丘センター - 陸上競技場入口 - 多摩大学 - 聖ヶ丘団地

聖蹟桜ヶ丘駅から南部の永山駅を結ぶ路線で、乞田川沿いに南下すれば一直線だが東部の桜ヶ丘公園周辺を遠回りで運行する。中心となるのは桜06だが、東部団地・多摩大学発着の区間便と永34は早朝および夜間のみ運行される。2011年(平成23年)頃に多摩営業所へ移管されたが、2017年(平成29年)4月1日のダイヤ改正で多摩営業所との共同運行となった。桜07は日中時間帯に1往復が設定されるのみだが、全日とも運行される。桜65は聖ヶ丘病院経由で結ぶ短絡経路の路線で、通院輸送の観点から日中時間帯のみ運行される。

愛宕団地線

多摩センター駅に到着直前の桜73 (S30718)
  • 桜72:聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮 - 総合体育館入口 - 落川 - 愛宕東 - 愛宕団地 - 鹿島 - モノレール松が谷駅 - 多摩センター駅
  • 桜72:多摩センター駅 → モノレール松が谷駅 → 鹿島 → 愛宕団地 → 愛宕東 → 落川 → 総合体育館入口 → 一の宮
  • 桜73:聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮 - 総合体育館入口 - 落川 - 愛宕東 - 愛宕団地 - 鹿島 - モノレール松が谷駅 - 多摩センター駅 - 多摩中央警察署 - 多摩南部地域病院

聖蹟桜ヶ丘駅と多摩センター駅を結ぶ路線は数種類存在するが、最主力なのはこの多摩ニュータウン愛宕団地経由の上記路線群で、桜ヶ丘営業所の最主力路線である。日中時間帯はほぼ全便が多摩南部地域病院まで運行される。以前は多摩営業所が担当していたが、2011年(平成23年)2月に桜ヶ丘営業所へ移管されて現在に至る。

東電線

東京電力総合研修センターへの通勤路線で、平日の早朝および夕方のみ運行される。2009年(平成21年)に急行系統が新設された。聖蹟桜ヶ丘駅からの便は経路の関係上、宝蔵橋の手前でUターンするが、この場所は転回禁止となっているため、この路線のために「路線バスを除く」の補助標識が付いている。

桜帝京線

聖蹟桜ヶ丘駅から帝京大学北までは後述の高22・27と同一の経路で、百草団地への輸送も担っている。2023年(令和5年)11月16日のダイヤ改正で直行便は京王バス桜ヶ丘営業所へ移管された。

動物園線

高幡不動駅から多摩動物公園駅への単独路線で、以前は高12(高幡不動駅 - 多摩テック)で運行していたが、多摩テックの閉園によって2009年(平成21年)10月4日に運行区間を短縮し、系統番号も変更した。2010年(平成22年)4月4日から土曜1往復の運行となった。

百草団地線

  • 高21:高幡不動駅 - 高幡台団地 - 百草センター - 百草団地
  • 高22:高幡不動駅 - 高幡台団地 - 百草センター - 百草団地入口 - 百草団地 - 帝京大学北 - 多摩第二小学校 - 一の宮 - 聖蹟桜ヶ丘駅
  • 高23:高幡不動駅 - 高幡台団地 - 百草センター - 百草団地入口 - 百草団地南 - 帝京大学構内
  • 高25:高幡不動駅 → 高幡台団地 → 百草センター → 百草団地 → 百草団地入口 → 百草園住宅 → 三沢台下(日曜・休日運休)
  • 高27:高幡不動駅 - 高幡台団地 - 百草センター - 百草団地入口 - 帝京大学北 - 多摩第二小学校 - 一の宮 - 聖蹟桜ヶ丘駅

高幡不動駅から百草団地・帝京大学方面へ向かう路線群で、京王バスとの共同運行である[1][2]2006年(平成18年)4月3日に従来まで2ヶ所に分かれていた「百草団地」停留所のうち、市道沿いの停留所を「百草団地入口」へ改称し、団地構内の折返場を「百草団地」とした。2012年(平成24年)4月には百草団地 - 帝京大学北間に「中和田通り」停留所が新設されたが同年8月に休止となった。理由は不明だが、新設から僅か4ヶ月での休止は珍しい。

主力は高23で、高幡不動駅から日本住宅公団(現:都市再生機構)「高幡台団地」を経由して帝京大学へ向かう。団地が高台に位置することから団地住民の利用も多く、終日に渡って混雑している。2018年(平成30年)3月19日から後乗り後払い方式へ変更された。高22・27は百草団地から聖蹟桜ヶ丘駅まで向かう路線で両者の違いは百草団地を経由するか否かである。日中時間帯は高22、早朝および夕方は高27で運行される。2019年(令和元年)11月16日から京王バス桜ヶ丘営業所との共同運行だが、2023年(令和5年)11月16日から直行便は全て京王バスへ完全移管されている。

上田線

  • 高32:モノレール北(高幡不動駅入口) - 万願寺駅 - 税務署前 - 上田 - 神明二丁目 - 消防署前 - 日野駅(平日・休日運休)

2006年(平成18年)4月3日に新設された路線で、2010年代には1日2往復が運行されていたが、2016年(平成28年)3月28日のダイヤ改正で土曜1往復へ減便された。以前は後述の分53の区間便として設定されて早朝を中心に運行していたが、利用客の低迷から免許維持路線となっている。

日野線

  • 日01:日野駅 - 日野本町 - 生活保健センター - エプソン前 - 町屋 - 高幡橋 - 南平 - 高幡不動駅(土曜・休日運休)
  • 日02:日野駅 - 日野一小入口 - 日野七小入口 - 日野市役所 - 神明一丁目 - 日野本町二丁目 - 生活保健センター - エプソン前 - 町屋 - 高幡橋 - 南平 - 高幡不動駅
  • 日03:日野駅 - 日野一小入口 - 新撰組のふるさと歴史館前 - 日野市役所東 - 日野本町二丁目 - 生活保健センター - エプソン前 - 町屋 - 高幡橋 - 南平 - 高幡不動駅

日野と高幡不動を結ぶ短距離路線だが、沿線にセイコーエプソンや日野市役所がある関係から通勤路線としての位置付けで、日01が平日1便、日02が日中時間帯のみ、日03が早朝および夕方の運行に限定されている。2014年(平成26年)に沿線に存在した実践女子短期大学渋谷区へ移転したことによって、同年4月14日のダイヤ改正で停留所名が「実践女子短大」から「日野市役所東」へ改称された。同時に運行経路が変更され、日中時間帯は日野市役所へ立ち寄るように変更し、系統番号として「日02」が再利用された。2020年(令和2年)10月1日から京王バス桜ヶ丘営業所との共同運行となっている。

日野台線

以前は日野市ミニバスの「日野台路線」だったもので、2010年(平成22年)8月8日に一般路線化と同時に京王電鉄バス八王子営業所へ移管された。2017年(平成29年)4月に一部が再び桜ヶ丘へ移管されて共同運行となり、その後に再度全便が八王子担当となってから、2023年(令和5年)9月から一部便が再度桜ヶ丘担当に戻されている。

多摩平線

  • 日05:日野駅 - 日野第三小学校 - 緑ヶ丘 - 石川町 - 日野台五丁目 -(日野台→)- 日野自動車西門 - 日野自動車前 - 泉塚 - 多摩平ふれあい館 - 豊田駅北口

日野駅と豊田駅を多摩平団地の再開発地域「多摩平の森」を経由する路線で、2023年(令和5年)4月1日のダイヤ改正で新設された。当初は京王電鉄バス八王子営業所との共同運行だったが、全便が八王子担当となった後に2023年(令和5年)9月から一部便が再度桜ヶ丘担当に戻されている。

税務署循環バス(税務署循環)

日野税務署まで直行で結ぶ路線で、確定申告の時期に合わせて毎年2月16日~3月15日の平日に設定される桜ヶ丘営業所最後の季節運行路線である。前述の高32(モノレール北 - 税務署前 - 日野駅)と税務署までは同経路で、高幡不動駅から京王線の線路を潜り、万願寺駅で左折後に日野バイパスを経由して税務署へ向かう。途中停留所には停車せず、直行便と案内されるが実際には循環路線のため、一周乗り通すことも可能である。

出入庫系統

桜ヶ丘車庫と高幡不動駅・聖蹟桜ヶ丘駅を結ぶ出入庫路線で、以前は高幡不動駅と聖蹟桜ヶ丘駅を直接結んでいたが現在は分割され、聖蹟桜ヶ丘側はラストナンバーの「桜99」が付与されている。

京王バス桜ヶ丘営業所の現行路線

桜帝京線

聖蹟桜ヶ丘駅に到着した帝京大学直行便 (S12229)
  • 直行:聖蹟桜ヶ丘駅 -(直行・途中無停車)- 帝京大学構内(土曜・休日運休)
  • 直行:聖蹟桜ヶ丘駅 -(直行・途中無停車)- 帝京大学小学校(土曜・休日運休)

聖蹟桜ヶ丘駅から帝京大学八王子キャンパスおよび帝京大学小学校へ向かう直行系統で、いずれも平日のみ運行する。帝京大学小学校の停留所は直行便のみが停車する。帝京大学構内への各停便は前述のように桜87(聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮 - 帝京大学構内)が設定されているが、2023年(令和5年)11月16日のダイヤ改正で直行便だけが京王電鉄バス桜ヶ丘営業所から移管された。これによって当路線の運行は京王バス桜ヶ丘営業所が大多数を担うこととなった。

百草団地線

  • 直行:高幡不動駅 -(直行・途中無停車)- 帝京大学構内(土曜・休日運休)
  • 直行:高幡不動駅 -(直行・途中無停車)- 帝京大学小学校(土曜・休日運休)

高幡不動駅からの帝京大学方面直行便も、上記と同様に2023年(令和5年)11月16日のダイヤ改正で京王電鉄バス桜ヶ丘営業所より移管された。

府中四谷橋線

  • 国18:国立駅 - 一橋大学 - 桐朋学園 - 谷保駅 - 谷保天神 - 多摩青果市場前 - 日新町二丁目 - 稲荷神社 - 府中四谷橋北 - 日野落川 - 一の宮ストア - 聖蹟桜ヶ丘駅
  • 国18:聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮ストア - 日野落川 - 府中四谷橋北 - 稲荷神社 - 日新町二丁目(土曜・休日運休)
  • 国18:公会堂前 → 稲荷神社 → 府中四谷橋北 → 日野落川 → 一の宮ストア → 聖蹟桜ヶ丘駅(土曜・休日運休)
  • 桜18:聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮ストア - 日野落川 - 府中四谷橋北 - 稲荷神社 - 日新町二丁目 - 都営泉二丁目(土曜・休日運休)
  • 桜19:聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮ストア - 日野落川 - 府中四谷橋北 - デュオヒルズ前 - 都営泉二丁目

聖蹟桜ヶ丘駅と国立駅を結ぶ路線で、国18の日新町二丁目発着と公会堂前始発および桜18は平日運行の途中折返し系統である。都営泉二丁目発着はデュオヒルズ前経由が毎時1便ほど運行される。

四谷線

  • 桜08:都営泉二丁目 → 三屋 → デュオヒルズ前 → 府中四谷橋北 → 稲荷神社 → 四谷新道 → 中河原駅 → 関戸橋北詰 → 聖蹟桜ヶ丘駅(平日運休)
  • 中02:中河原駅 - 四谷新道 - 四谷二丁目 - 稲荷神社 - 府中四谷橋北 - デュオヒルズ前 -(←三屋)- 都営泉二丁目
  • 中03:中河原駅 → NEC正門 → NEC裏門 → 日新小学校 → 四谷六丁目 → 都営泉二丁目(土曜・休日運休)

聖蹟桜ヶ丘駅および中河原駅と都営泉二丁目を結ぶ路線で、2003年(平成15年)5月9日に新設されたが本数が少ない。桜08は土曜・休日に、中03は平日にそれぞれ片道1便ずつ運行される。

立川駅北口 - 日野橋 - 日野駅・高幡不動駅方面

  • 立65:立川駅北口 - 立川電話局 - 錦町一丁目 - 日野橋交差点 - 甲州街道駅北 - 市民の森ふれあいホール - 日野駅 - 日野橋南詰 - 下田 - 日野税務署入口 - 高幡橋 - 南平 - 高幡不動駅(平日・休日運休)
  • 立66:立川駅北口 - 立川電話局 - 錦町一丁目 - 日野橋交差点 - 甲州街道駅北 - 市民の森ふれあいホール - 日野駅(平日・休日運休)

京王バスで唯一の立川駅発着路線だが、どちらも土曜早朝に1往復が運行されるのみである。2000年(平成12年)1月10日の多摩都市モノレール開業までは立63として運行していたが、同日のダイヤ改正で経路変更すると同時に立64となり、2012年(平成24年)4月1日の四ツ谷立体開通によって日野橋南詰 - 日野駅間を往復運行する経路へ変更され現在に至る。2019年(平成31年)1月28日のダイヤ改正で立65が高幡不動駅発が早朝1便、立川駅発が夜間1便に減便され、その代替として立66が新設された。

2019年(令和元年)10月12日の令和元年東日本台風(台風19号)では日野橋が被災によって通行止めとなり[3]、立65・66の野球場前 - 立川駅北口間が運休となった。その代替として第四小学校経由の循環運行を行っていたが[4]、2020年(令和2年)5月12日に日野橋が復旧したため[5][6][7]、翌日より全線で運行を再開した[3]

西府線

  • 西府01:西府駅 - 富士見通り - 富士見公園前 - 第七小学校入口 -(←横街道 / 第七小学校正門→)-(←療育センター前 / せせらぎ公園→)- 総合医療センター - 武蔵台学園 - 西国分寺駅
  • 永80:永山駅 → 中河原駅 → 西府駅 → 総合医療センター(土曜・休日運休、記載停留所のみ停車)
  • 永81:西国分寺駅 → 武蔵台学園 → 総合医療センター → 療育センター前 → 横街道 → 第七小学校入口 → 富士見公園前 → 富士見通り → 西府駅 → 中河原駅 → 永山駅(土曜・休日運休、西府駅以遠は記載停留所のみ停車)

2009年(平成21年)3月14日の西府駅開業に伴い、翌日に新設された路線である。西国分寺駅方向と西府駅方向では経由地が異なるのが特徴で、西国分寺駅 - 総合医療センター間は府中営業所の西国01(西国分寺駅 - 総合医療センター)と並走する。2022年(令和4年)4月1日に永80が実証運行の形で新設され、2023年(令和5年)4月3日には永81が同じく実証運行で新設された。なお、総合医療センターの一つ手前の東京都立武蔵台学園最寄りの「武蔵台学園」停留所は経由する全ての路線で総合医療センター方向は降車専用となるため注意が必要である。

二丁目線

  • 桜91:聖蹟桜ヶ丘駅 - 霞ヶ関橋 - 浄水場前 - 桜ヶ丘四丁目 - 桜ヶ丘三丁目 - 桜ヶ丘二丁目
  • 桜92:聖蹟桜ヶ丘駅 - 霞ヶ関橋 - 浄水場前 - 桜ヶ丘四丁目 - 桜ヶ丘三丁目 - 桜ヶ丘二丁目 -(東寺方三丁目→)- あいクリニック - 消防署前 - 永山駅

聖蹟桜ヶ丘駅からいろは坂を経由して桜ヶ丘二丁目方面へ向かう短距離路線で、2012年(平成24年)9月23日に日中時間帯の全便が新設された桜92として永山駅まで延伸された。かつての桜91は桜ヶ丘二丁目から桜ヶ丘車庫までの入庫便が日曜・休日の夜間に1便のみ設定されていたが、2014年(平成26年)10月5日の多摩営業所移管時に廃止され、代わりに桜93(聖蹟桜ヶ丘駅 → 東寺方三丁目)が設定された。しかし桜ヶ丘営業所に再移管されたことで廃止されている。

日野線

詳細は「#日野線」を参照

コミュニティバス

日野市ミニバス」を参照

廃止・移管路線

停留所名称は路線の廃止・移管当時のままとする。

  • 桜01:連光寺 → 東部地蔵前 → 記念館前 → 桜ヶ丘カントリークラブ → 連光寺坂 → 対鴎荘前 → 聖蹟桜ヶ丘駅
桜ヶ丘営業所への移管までは両方向で運行していたが、移管と同時に聖蹟桜ヶ丘駅方向が早朝のみ運行していた。2016年(平成28年)1月3日のダイヤ改正で廃止され、始発地を東部団地に、系統番号を桜06にそれぞれ変更している。
  • 桜03:聖蹟桜ヶ丘駅 - 中河原駅 - NEC正門 - 四谷六丁目 - 都営泉二丁目 - 四谷六丁目 - 稲荷神社 - 中河原駅 - 聖蹟桜ヶ丘駅(四谷循環)
2003年(平成15年)5月9日に廃止され、桜08・09に分割された。現在は上記経路の一部を府中市コミュニティバス「ちゅうバス」(南町・四谷循環)が通っている。
  • 桜04:聖蹟桜ヶ丘駅 - 多摩市民プール
夏季運行の季節運行だったが、2001年(平成13年)に廃止された。
  • 桜09:都営泉二丁目 → 四谷六丁目 → 日新小学校 → NEC正門 → 中河原駅 → 聖蹟桜ヶ丘駅
2003年(平成15年)5月9日に廃止された桜03(聖蹟桜ヶ丘駅 - 四谷循環)から分割したもので平日に聖蹟桜ヶ丘駅方向が1便運行されていた。なお桜08(聖蹟桜ヶ丘駅 - 中河原駅 - 都営泉二丁目)は土曜・休日に聖蹟桜ヶ丘駅方向が1便のみ運行中である。
  • 桜82:聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮 - 和田 - 帝京大学入口 - 帝京大学折返場
帝京大学折返場は現在の帝京大学入口 - 堰場間に存在した折返場で、この路線以外は停車しなかった。桜87(聖蹟桜ヶ丘駅 - 一の宮 - 帝京大学構内)へ代替廃止され、折返場も閉鎖された。
  • 桜91:聖蹟桜ヶ丘駅 → 浄水場前 → 桜ヶ丘二丁目 → 総合体育館 → 一の宮 → 桜ヶ丘車庫(平日・土曜運休)
かつて運行していた桜ヶ丘二丁目経由の入庫便だが、2014年(平成26年)10月5日のダイヤ改正で桜91・92が京王バス多摩営業所へ移管されたため、必要性が無くなり廃止された。日曜・休日の最終便のみの運行だった。
  • 高12:高幡不動駅 - 下程久保 - 多摩動物公園駅 - 上程久保 - 多摩テック
  • 動22:多摩動物公園駅 - 上程久保 - 多摩テック
多摩テックが2009年(平成21年)9月30日をもって閉園するのに伴い、同年9月27日に廃止された。
  • 高33:高幡不動駅 - 万願寺駅 - 税務署 - 神明坂下 - 消防署 - 日野駅
2012年(平成24年)9月23日のダイヤ改正で新設されたが、1日に1往復の運行で利用価値が無く、2016年(平成28年)に廃止された。
  • 日02(初代):日野駅 - 日野本町 - 日野市役所 - 泉塚 - 浄水場前 - 豊田駅
狭隘区間も存在したが日野市役所へのアクセスを考慮して大型車での運行となっていた。日野市ミニバスの運行開始によって1990年頃には廃止されたが、系統番号はのちに再利用されている。
  • 立64:立川駅北口 - 立川市役所 - 日野橋交差点 - 日野橋南詰 - 下田 - 万願寺グランド - 高幡橋 - 高幡不動駅
2012年(平成24年)4月1日のダイヤ改正で立65へ代替廃止された。
  • 立66:日野駅 - 四ッ谷立体東 - 第四小学校 - 万願荘 - 四ッ谷立体東 - 日野駅  
2019年(令和元年)10月の台風19号による影響で日野橋が被災し、全線通行止めとなったための迂回運行で設定された臨時系統である。日野駅発着の循環路線だが系統番号は「立66」が付与された。2020年(令和2年)5月13日に日野橋が復旧したことで運行を終了した。
  • 立73:立川駅北口 - 錦町一丁目 - 日野橋交差点 - 日野橋南詰 - 日野警察署 - 日野駅(平日・土曜運休)
かつては東京都交通局との共同運行路線だったが1985年(昭和60年)12月15日をもって京王の単独運行へ変更された。同時に日野駅 - 八王子駅間が短縮されたが約30年もの長きにわたって運行を続け、2015年(平成27年)3月29日を最後に廃止された。
  • 国17:国立駅 - 桐朋学園 - 谷保駅 - 谷保天神 - 美好町 - 府中駅
2021年(令和3年)5月に府中営業所から車両と共に貸し出され、同月のみ桜ヶ丘営業所の担当して臨時で運行された。
  • 国50:国立駅 - 府中病院 - 国分寺駅南口 - 小平団地
  • 中01:中河原駅 - NEC正門 - 四谷六丁目 - 都営泉二丁目 - 四谷六丁目 - 稲荷神社 - 中河原駅(四谷循環)
2003年(平成15年)5月9日のダイヤ改正で廃止され、中02・03に分割された。午前はNEC先回り、午後は稲荷神社先回りで運行され、現在はこの経路の一部を府中市コミュニティバス「ちゅうバス」(南町・四谷循環)が通っている。
  • 急行:分倍河原駅 -(直通・途中無停車)- NEC正門
NEC府中事業場の通勤輸送として運行していたが、2009年(平成21年)の西府駅開業によって需要が無くなり、2018年頃に運行を終了している。
  • 急行:中河原駅 →(直通)→ NEC正門
2021年(令和3年)4月19日のダイヤ改正で廃止された。
  • 分53:日野駅 → 日野本町 → エプソン前 → 税務署前 → 万願寺駅 → 都営泉二丁目 → 四谷六丁目 → NEC正門 → 分倍河原駅
  • 分54:都営泉二丁目 → 四谷六丁目 → NEC正門 → 分倍河原駅
2003年(平成15年)5月9日のダイヤ改正で新設された。「都営泉二丁目」は国立市泉にある都営団地で立川バスでは「国立泉団地」の停留所名を使用しているが場所は同一である。2023年(令和5年)4月1日のダイヤ改正で廃止された。

特定輸送

  • 多摩市総合福祉センター送迎バス
長らく多摩市より受託運行していたが、2017年(平成29年)4月に多摩営業所へ移管された。

車両

2022年現在、敷地内に併設されている京王バス桜ヶ丘営業所を含めて、国産3メーカーを採用している。2019年以降は、京王バス中央 → 京王バスの営業所が併設されたのに伴い、新車を含めて京王バスカラーの車両が増えている。

1994年度までは、三菱自動車工業(現:三菱ふそうトラック・バス)製車両を導入しており、かつては、3扉の車輌も在籍していた。又、前乗り後ろ降りが主体となっていた。

1995年からは京王バスの他の営業所と同様に、バリアフリーの一環でワンステップバス日産ディーゼル・スペースランナーJPを導入を開始した。その後は1999年 - 2005年と、2008年にかけて日産ディーゼルノンステップバスが導入された。この他、日産ディーゼル・スペースランナーRMのノンステップバスを2003年に導入したが、永福町営業所府中営業所に転属後、全車除籍されている。

小型車は、1986年の日野市ミニバス運行開始時に、専用車として日野・レインボーRBを導入した。日野市ミニバスではその後、1996年から1998年にかけては日産ディーゼル・RN、2001年からは日野・リエッセを導入した。2009年からは日野・ポンチョ(2代目・2ドアロングボディ)の導入が開始され、経年車を置き換えた。2024年3月現在、小型車は全て日野・ポンチョで揃えられており、そのうち、調布営業所より転入してきたS21925と、2023年9月に投入されたS22334 S22335 S22336 S22337の5台はバスカラーである。かつては都区内で元OZONE送迎用であったK61101も在籍していたが、2024年3月にK61101は府中営業所に転出した。

中型車は日野・レインボーIIが在籍している。2022年現在、電鉄籍とバス籍の双方で京王電鉄カラーと京王バスカラーの車両が在籍しており、電鉄籍の車両は日野市ミニバスの一部路線で使用されることもある。

2011年には、京王バスグループ内の組織改編に伴い、京王電鉄バス多摩営業所(現・京王バス多摩営業所)より三菱ふそう・エアロミディMKが転属しており、三菱ふそう車の配置が復活している。

2013年には、日野・ブルーリボンIIが導入され、大型車としては初の日野車となった。また、「京王の電車・バス100周年」記念復刻塗装第1弾として三菱ふそう・エアロスター(S31309)が導入され、三菱ふそう製の大型車としては19年ぶりの配置となった。その後、2015年には記念復刻塗装バス第2弾として、日野・ブルーリボンII(S21519)が導入されたが、「京王の電車・バス100周年」記念復刻塗装バスは2台とも京王バス中央(当時)の営業所が開所された際にバス籍に転属となった。また、一部の日野・ブルーリボンIIもバス籍に転属となっている。

2014年には、いすゞ・エルガがハイブリッド車で1台導入(S11402)されたが、同車は2022年8月に除籍となった。また、2017年 - 2018年・2022年にはLV290系が導入された。2022年には初の京王バスカラーで(S12229)が1台導入された。なお、桜ヶ丘営業所のいすゞ車は、全て高尾営業所へ転属している。

先述の通り、2019年11月に京王バス中央(当時)の営業所が併設されたのに伴い、新車を含めて京王バスカラーの車両が増えている。2019年以降に導入された三菱ふそう製エアロスター(MP38)は、従来の京王電鉄カラーではなく、京王バスカラーで導入されている。2019年より、日野車ではブルーリボンハイブリッド(HL系)が導入されているが、こちらは全て京王バスカラーとなっている。2022年6月時点では電鉄籍とバス籍で4台ずつ所属している。

2020年12月よりバス籍に桜ヶ丘団地方面のミニバス「nearくる」用として、専用車両のマイクロバスとしてトヨタ・ハイエース(S72093)(S72094)が納車され、聖蹟桜ヶ丘駅 - 桜ヶ丘団地 間の実証運行を行ったが、2021年12月に調布営業所へ2台とも転属された。

2021年5月頃に、府中営業所より日野・レインボーⅡのS21031、及び日産ディーゼル・スペースランナーUAのS40527が貸出となり、バス籍にスペースランナーUAの配置は初めてとなる(電鉄籍では、それ以前にS40521の1台が在籍していたが、2020年8月に除籍された)。府中営業所での乗務員欠員に伴い、国17「府中駅 - 国立駅」間の代走を行っていた。その後、府中営業所に返却された。

かつての主力であった、1999年 - 2005年にかけて導入された日産ディーゼル・スペースランナーJP(KL-JP252NAN改)は、2023年8月をもって消滅した。また、2008年導入の日産ディーゼル・スペースランナーJP(PDG-JP820NAN)も、S40813がエンジン故障により廃車され、多摩営業所より転属したトヨタ「SORA」S22202へ置き換えられた。現在は京王バスカラーでS40801・S40803・S40806の3台(いずれも中野営業所より転属)がバス籍に、京王電鉄カラーでS40814・S40815の2台(いずれも桜ヶ丘営業所に新製配置)が電鉄籍に配置されている。

2023年8月に2007年式のPJ-KV234L1(S20703 - S20705)2008年式のブルーリボンII(PKG-KV234L2、S20808 - S20810)が、高尾営業所から電鉄籍に転属される。当営業所では日野・ブルーリボンIIである(PJ-KV234L1・PKG-KV234L2)が初配置となる。高尾営業所からの転属車は、2021年3月のバス籍に所属していた、日産ディーゼル・スペースランナーJP(KL-JP252NAN改)京王バスカラーのS40381が除籍後、転属された日野・ブルーリボンII、2012年式のQPG-KV234L3(S21227)に置き換え2年5ヶ月ぶりとなった。そして、いすゞ・エルガ(QKG-LV290N1 S11701・S11702)(2RG-LV290N3 S11841)(2KG-LV290N2 S12229)日野・ブルーリボンII(QKG-LV290N1 S21703)三菱ふそう・エアロミディMK(PA-MK27FM S30713・S30714)が高尾営業所へ転属された。なお、高尾営業所から転属された(PJ-KV234L1・PKG-KV234L2)は電鉄籍やバス籍の所属となる。また、日野・ブルーリボンII(QKG-LV290N1 S21711)三菱ふそう・エアロミディMK(PA-MK27FM S30706)がバス籍から高尾営業所へ転属され、2008年式のブルーリボンII(PKG-KV234L2、S20811 - S20814)が、バス籍に転属された。

  • 日野・ブルーリボン PKG系(S20814)バス籍
    日野・ブルーリボン PKG系(S20814)バス籍
  • 京王の電車・バス100周年記念塗装車 日野・ブルーリボン QKG系(S21519)バス籍
    京王の電車・バス100周年記念塗装車 日野・ブルーリボン QKG系(S21519)バス籍
  • 京王の電車・バス100周年記念塗装車 三菱ふそう・エアロスター MP37(S31309)バス籍
    京王の電車・バス100周年記念塗装車 三菱ふそう・エアロスター MP37(S31309)バス籍
  • 日野・ブルーリボンハイブリッド(S21926)バス籍
    日野・ブルーリボンハイブリッド(S21926)バス籍
  • 日野・ブルーリボン QKG系(S21310)電鉄籍
    日野・ブルーリボン QKG系(S21310)電鉄籍
  • 日野・ブルーリボンハイブリッド(S22222)電鉄籍
    日野・ブルーリボンハイブリッド(S22222)電鉄籍
  • 三菱ふそう・エアロスター MP38 京王電鉄カラー(S31840)電鉄籍
    三菱ふそう・エアロスター MP38 京王電鉄カラー(S31840)電鉄籍
  • 日野・リエッセ(S20405、除籍済)
    日野・リエッセ(S20405、除籍済)

脚注

  1. ^ a b “京王電鉄バス(株) 桜ヶ丘営業所”. 京王電鉄バス. 2020年10月7日閲覧。
  2. ^ a b “京王バス(株) 桜ヶ丘営業所”. 京王電鉄バス. 2020年10月7日閲覧。
  3. ^ a b “台風19号被害の日野橋 7カ月ぶり開通 「バス再開よかった」”. 東京新聞 TOKYO Web (2020年5月13日). 2020年5月19日閲覧。
  4. ^ “日野橋通行止めに伴う代替え運行のお知らせ”. 京王バス・西東京バス バスナビ.com (2020年3月30日). 2020年5月19日閲覧。
  5. ^ “台風第19号で被災した都道の交通開放|東京都建設局”. 東京都 (2020年4月24日). 2020年5月19日閲覧。
  6. ^ “日野橋の交通開放について”. 日野市公式ホームページ (2020年4月28日). 2020年5月19日閲覧。
  7. ^ “日野橋通行止め解除のお知らせ”. 立川市 (2020年5月12日). 2020年5月19日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク

  • 京王電鉄バス(株) 桜ヶ丘営業所 - 京王バス
  • 京王バス(株) 桜ヶ丘営業所 - 京王バス
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京王グループ各社のバス営業所
京王電鉄バス
京王バス
かつて存在した営業所
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関係会社

座標: 北緯35度39分8.2秒 東経139度26分14秒 / 北緯35.652278度 東経139.43722度 / 35.652278; 139.43722